この前自生地探索に行った時、山奥の古いため池や休耕田があるところをウロウロしました。
水がたまった池も有りましたが、中にはほとんど干上がって湿地になっているような所も有って、ため池になる以前はほとんどが湿地だったのではないかと想像されました。
そんなため池にヒツジグサやジュンサイが沢山生えていました、どちらも人が多い所ではあまり見ることが出来なくなった植物です。
ジュンサイは食用にもなるので、ため池で栽培もされていますが、直近で見ることはめったにないので一芽持って帰ることにしました。
これを取る時に水の中に手を入れると、なにやら水の中を泳ぎ回るものが目に入って、虫でもなく魚でもないような黒く細長い紐のような物が泳ぎ回っていました。
良く見るとヌマビルでした、吸い付かれると嫌なので手早く作業しましたが、水が少なくなった為かヒルの密度が異様に多い。
手早く作業したが一匹吸い付いてきたのですぐに振り落としました。
これがいると言うことは農薬の影響が少ないと言うことのようですが、やはり良い気持ちはしません、以前山深い所に分け入ったときに、休憩で腰を下ろしていると足元に動く物があり、これがヤマビルでした、どうも食虫植物の探索には付き物のようです。
そんなことで持って帰ってきたジュンサイに花が咲きました、同じ所にあったヒツジ草とは対照的になんとも地味な花ですが、持って帰らなければ見ることが出来なかったと思うと、なんとも貴重は花に思えてきました・・・。
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