Sarracenia purpureaですが、栽培しやすくこじんまりとまとまるので良く出回っています、ただ市販の物は実生増殖されることが多くその過程で多少なりとも雑種化してしまうことがあるようです。
北米に自生するこのpurpureaですが、大きく分けると南方系の物と北方系の物とが有ります。南方系の物はカリフォルニア湾の沿岸地域に自生していますが、北方系の物は主に大西洋側から五大湖周辺に自生します。
葉の形態も少し違って南方系の物は太短く蓋の大きいタイプですが、北方系の物はもう少しスマートで蓋も小さめです。また南方系の物は蓋の周りがよく波打ちます。
写真の物はまだ子株ですが、特徴が出ていると思います。
北方系の物をS. purpurea subsp. purpurea、南方系の物をS. purpurea subsp. venosaと呼んでいます。