サラセニアもかなり葉が出揃ってきました。フラバは春にしか大きい葉を出さないので、今年良い葉が出なかったものは来年に期待です。
レウコは秋にも出ますが、秋を占う意味でも春の葉に注目です。
写真はS.leucophylla ’ruby joyce’と言う品種ですが、濃いピンクに染まる非常に綺麗な品種です。前にオーストラリアの業者が出していましたがこの頃はカタログから消えています。
日本国内ではかなり広まっていますが、他の国にはあまり出回っていないようです、やはり株分で増やしていると増殖には限界が有るようです。
残念な所は他の物に比べて葉が細いと言う所でしょうか、もう少し太い葉が出ると見栄えもしますが、ちょっと細いですね~。
一連のサラセニアの花の最後に咲くのがS.psittacina です、色は赤くS.leucophylla の花に似ています、大きな違いは大きさがS.leucophylla の半分ぐらいしかないと言うことと、雌しべが白っぽいと言う事です。
S.minor やS.psittacina は花が小さいので取れる種も少ないので他の種類より増殖率が落ちます、あまり出回らないのはそんな所から来るのかもしれません。
ただこの花はちょっと様子が違います、通常花弁は5枚ですがこの花は7枚有ります、雌しべの先端も7箇所あるので普通の物より多くなっています、なぜそうなったかは分りませんが、オランダの園芸業者から輸入したジャイアントタイプなので何か品種改良されているのかもしれません。
もう1つS.rubra subsp.alabamensis の花が咲いていました、通常ルブラの花はどれも同じような形になるはずですが、この花は花弁がフラバのように巻いています、alabamensisはこの一系統しかないので分りませんが、こんな形になる物も有るんでしょうか。
秋には立派な葉を出しますが、春の葉はあまりぱっとしない葉です。