サラセニアの花がそろそろ終りになってきました、今咲いているのは S,minor ぐらいです。
サラセニアの花は虫媒花なので、誰かが花粉を運ばないと基本的には種が出来にくい構造になっています。
なので種をとりたい場合は人工的に授粉をします。
どこなの農場のように、クマ蜂が勝手に交配しているのはここでは困りますが、幸か不幸かそう言った虫がいないので授粉は人の手にかかってます。
場合によっては風が吹いて自然に授粉することも有りますが、ほとんどの場合自然には授粉しません。
サラセニアの場合雌しべに花粉が溜まってそれを虫が運ぶことになりますが、花粉が溜まり始めたときより少し時間がたったほうが授粉しやすい気がします。
それから雨に濡れると花粉も雌しべも受粉できなくなるようなので、種を取りたいときは花が濡れないようにしたほうが良いでしょうね。
交配した場合は交配親が分からなくなると後で問題なので、私の場合よく使う札にパンチで穴を開けて端を切ってこんな形のものを作っておきます。
それに名前を書き込んで花茎に通しておきます、これで交配親が分からなくなることはなくなります。
この札は実生の札にもなりますし、新たな札を作ったときは書いた鉛筆の文字を消せば数回は再利用できます。(^_^)v
はてさて、今年はちゃんと種が取れるかどうか・・・。
そんなサラセニアの花ですが、こちらは S,psittacina "Orange Flower" として入手した物ですが、オレンジと言うより黄色にちょっと赤い分部が入るという感じですね。
こんな花が咲くのも、どこかで黄色い花が咲く種類との交配したのではないかということが考えられます。
はたして何が原因なのか・・・。
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