サラセニアの交配種で、口が大きく開く品種はどうしても口の形がいびつになりやすい品種があります。
写真はアスカ21号ですが、非常に大きな口と真赤な色で人気の品種です。
ただこの品種も口が曲がりやすく、今回の葉も口が上手く開きませんでした。
この葉は梅雨入前に開いた物なので、日照不足にはならず色はすばらしくいい色になりましたが、形が崩れてしまいました。
どうやらこの型崩れは、葉が開く時に十分な水分が葉に行き渡らないことが原因のようです。
株の調子にもよると思いますが、根からの水を吸い上げる量と葉からの水分の蒸発量に差が有るとこんな形になりやすいようです。
特にこの葉が完成した5月末ごろは天候も良く気温も高い時期でした。
対策としては、葉が開く時期にビニールなどで覆いをして湿度を保持することで、葉からの水分の蒸発を抑えて十分葉を広げることが出来るようにすると良いかと思います。
またこの様に大きく口が開く品種は、雨が降ると中に水が溜まり葉が倒れてしまいます。
サラセニアの場合はほとんどが消化液を出さないので、通常葉の中には水は溜まっていません、そこで私の場合適当な所に小さな穴をあけて水がたまらないようにしています、これで雨水が溜まって葉が倒れてしまうことはなくなります。
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