マスターシアナと言う交配種が有ります。
作出は1881年と言うことなので、すでに120年以上たっています。
多くの交配種が時間と共に失われていく中で、この交配種は強健で成長が早く、赤く大きな袋を付けるので魅力があるということにも助けられて、今まで生き残っていたんでしょうか。
ただ、生産者が限られているために、中々見る機会が少なく、植物園でその勇姿を見るぐらいでしょうか・・・、魅力は有ると思うので、もう少し注目されても良いような気がします。
このマスターシアナにソレリーをかけて日本で作られた交配種にファシール、コトと言う交配種が有ります。
外見はほとんどマスターシアナと同じで、違いと言えば袋が多少細長く、葉脈が赤くなると言う所ぐらいでしょうか。
これもマスターシアナの形質をそのまま受け継いだ交配種で、栽培しやすい良い交配種です。
難を言えば、成長が早いので徒長しやすく、草姿が乱れやすいと言うのが欠点でしょうか。f^_^;...
いずれにしても、マニアの間と植物園だけで栽培されているような種類なので、園芸店で見ることは非常にまれな品種です。
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