ルブラには前記の3種類の他に後2種類存在します。
これらの種類は他のものと自生地が重ならず、内陸に隔離された所に点在する小規模な湿地にのみ自生する貴重な種類となっています。
そのためにこれらの種類をルブラとは切り離して、新しい種類としている学者もいるようです。
一つは
S. rubra subsp.
alabamensis で名前の通りアラバマ州に自生していますが、自生地はアラバマ州に約 12ヶ所あるだけです。
特徴は、春には小さな葉しか出さないのに対して、秋に出る葉が大きく長いフードを持った、黄色い立派な葉を出すということで、春と秋では全く違う種類のようです。
もう一つは
S. rubra subsp.
jonesii で、自生地はノースカロライナとサウスカロライナ両州に、10ヶ所ほどしかありません。
形態は
S. rubra subsp.
rubra に似て小さく地味な種類で、多少フードが立ち上がるところが違うぐらいです。
これらの2種類は自生地が失われつつあり自然状態ではかなり数が減っている種類です。
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