さて日本産ミミカキグサの四番目ですが、それは ヒメミミカキグサという和名のU.minutissima です。
非常に限られた場所にしか自生地が無い為、実際の植物を見た人はあまりいないと思います、まして栽培したことがあるという人は限られたマニアだけではないでしょうか。
今回幸運にも種子を入手できたので栽培してみることにしました。
特徴はなんと言ってもその大きさです、葉の幅は0.3mmほどの糸のような感じで花は1~2mmほどのピンク色です。
花茎は0.2mmほどの太さで1~3cmの高さになり、1~2個の花を付けます。
数字だけでは分かりにくいと思うのでスケールを当てて写真を撮ってみましたが、肉眼ではほとんど何か分かりません・・・。^_^;
これが湿地に生えていても、よほど沢山花が咲かない限り立った状態では見つけることは困難だと思います。
自生地は他のミミカキグサがあまり生えていない砂礫が見える流水地なので、多少水気は多くして管理していました。
実際に栽培してみると他のミミカキグサとそれほど変わらず、取り立てて難しい植物と言うわけでもないようです。
今回も播種から3ヶ月ほどで開花しました。
今回の物は通常より小さめの花ですが、どうも暑い時期は花色も薄く花もあまり開かないようです。
どれほどの人が興味を示すかはわかりませんが、栽培品が増えていけば少しずつ見ることが多くなると思います。
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