サラセニアなんですが、管理上の都合でかなり深い腰水にしています。
深めの腰水なら水遣りの間隔を長く取れるので、夏場でも3日おきぐらいに見れば良いのでかなり気楽です。
場合によっては鉢の半分以上が水につかっているという状況になるので、ミズゴケ植えなどでは夏場にミズゴケが傷みやすいと思って、鉢底に軽石などを入れるようにしています。
これが冬場になるとそれほど水も蒸発しなくなるので、腰水もなくならない限り追加しません。
この冬場の溜まり水になることがいけないのかどうか、冬場になると鉢底石の中の根が腐る傾向に有ります。
これは軽石に限らず鉢底に砂利状の物を入れている鉢はほとんどで根の先端が腐ってきます。
そんな中、この鉢底石を使わず全てミズゴケで植えている鉢は、根の先端が腐ることも無く非常に良い状態を保っていました。
どうも夏場の水温上昇がそれほど無ければ、鉢底のミズゴケもそれほど劣化しないと言うことだと思います。
特に夏以降気温が下がって来ると鉢の中の環境も良くなると思うので、多少水没していても問題ないようです。
それどころか夏以降の生育は次年度の成長に影響するので、秋の生育は非常に重要で冬場に根腐れを起こさないと言うことは大きな問題です。
特にフラバのように春に集中的に大きな葉を付ける種類はこの根が有るかどうかが生育にかなり影響します。
こんなことから、この頃は鉢底石を使わずに、ココファイバーやベラボンと言った植物質の物を使うようにしています。
ミズゴケを使えば良いところですが、ミズゴケは結構高価なので単価が安い物で代用です。(^^ゞ
ココファイバーのような物を使えばミズゴケと同じような効果があるので、比較的根腐れを抑えることが出来るようです。
現在は小さな鉢に限って鉢底石をやめる傾向に有りますが、これからはもう少し様子を見て大きな鉢をどうするか考えようと思います。
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