追加の実験をと言うことでゴソゴソやりましたが、例によっていい加減な実験なので大した成果は出ませんでした。^^;

やったのは、鉢の大きさによる違い。
例の鉢を一回り大きな鉢に入れて同じように腰水して見ました。
結果、これくらいではあまり大きさに差がないので温度差もあまり出ず、日差しも途中で曇ったりして温度もそれほど上がらずでしたが、大きな鉢が 37℃で小さな方が38℃と、それでも1℃の差は出ました。
やはり大きい鉢の方が温度の影響は受けにくいと言うことと、二重鉢の効果はあるということです・・・。

次は遮光ネットの差です。
写真ではちょっと分かりにくいんですが、右は濃い目のグレーの色をしたネットで左はアルミホイルのように光るミラーになった物です。
右は遮光率70%で左は50%なので遮光率だけなら右の方が温度が低いはずです。
結果は右が36℃左が35℃と遮光率50%の方が温度が低くなりました。
これは遮光ネットと鉢の距離が近いために、右のグレーのネットが太陽で熱せられで熱くなりその輻射熱で温度が上がったためだと思います。
ミラータイプの物はそれ自体は余り熱を持たないので距離が近くても影響が少なかったようです。
遮光率70%の物はやはり下が暗いので、温度が上がらなければ明るい方がよいので、遮光率は50%程度のほうが良いということになります。
以前このミラータイプの物は農業用の大きな物しか有りませんでしたが、この頃はホームセンターで手ごろな値段で売っているようになったので、こちらの方がお勧めです・・・。(^^ゞ

そんなことで、発泡スチロールのトロ箱を使った物はと言うことで、通常栽培している物を見てみました。
これはサラセニアが入っているので、サラセニアの葉でかなり陰になっているため温度も低いと思われます。
やはり植物が沢山入っていると、それだけ水を吸い上げて蒸散させるので、温度も低くなると思います。
それを計ったのがこちら。

いくつか計りましたが、だいたい33℃~32℃でした。
気温によってはもう少し高くなる日が有るかもしれませんが、だいたいこんな物です。
この栽培方法でここ数年やっているので、温度的にもこれくらいなら問題ないということになります。
この温度も条件によりますが、だいたい35℃ぐらいなら何とか生育に問題ない範囲だと思います。
ただ、これ以上になるようだと根腐れなどが起こりやすくなるので、やはり温度は出来るだけ低く抑えた方が良いと思います。
[5回]
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