Sarracenia flava var. atropurpurea
赤フラバが出たので次はこれです。
同じ赤フラバなんですがこちらは全赤、つまり all red と言うことです。
私がこの変種のことを知ったのが10年ぐらい前のことで、当時はほんとにこんな物が存在するのかと思っていました。
最初にこれを見たときは、それまでの黄緑色のフラバのイメージを一新して、違う物を見ているような衝撃を受けました。
これもこの頃でかなり手に入るようになって来ましたが、本当に赤い色を出すのは結構難しいようです。
やはり赤い色の出やすさにも個体差があるようで、クローンの中で本当の赤い色が出る物に出会わないと本来の色は中々望めないかも知れません。
最も沢山出回っている物が Blackwater River State Forest, FL と言う所の物で、ここ以外の物はなかなか蓋まで赤くなることは難しいかもしれません。
これはその Blackwater River の株の実生ですが、結構良い色が出ています。
ただこの色も葉が古くなってくると次第に薄くなってくるので、最初のうちだけです。
赤フラバ系統は、株が小さいうちは結構赤が出やすく、良い色のなりますが、多くくなると色乗りが悪くなるという傾向があります。
この株もまだ小さいので色の出が良いんですが、これ以降株別れするようになってきた時にどうなるかですね・・・。
もう一つは通常の赤フラバで、筒の赤い色が蓋まで上がって来て蓋を赤くすると言う物です。
こちらがそうですが、やはり蓋の部分に黄色い所が残っています。
ただ、これも日照条件が良ければ次第に蓋まで赤くなって来ます。
このタイプの物はほとんど見られませんが、有っても蓋まで赤くするのは難しい物が多いようです。
まあ、これもどこまでを atropurpurea とするかですね、
ornata と言うことでも蓋まで赤くなる物もあるし、 atropurpurea と言うことになっていても中々赤くならない物もあるので、条件設定の基準がほしい所ですね・・・・。(-_-メ)
[2回]
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