夏真っ盛りの中、自生地探索に行ってきました。
前回行ったイシモチソウの自生地があるところですが、前回の自生地の近くに同じような地形があるところを見つけたのでそこの確認です。
前回はイシモチソウの群生が見られたわけですが、今回はミミカキグサの状況確認です。
8月後半になって雨の日が多くなって来ましたが、自生地はどんなことになっているのか・・・。
まずは前回と同じコースで山の中に突入。
以前引き返した所からもう少し先に行きます。
すぐに開けた所に出て新たな自生地を発見。
広さ的には50m四方ぐらいあるでしょうか、結構な広さの湿原です。
一面に背の低いカヤツリグサの仲間が生えていて、多少乾燥気味な湿地です。
これは春に来たときと同じような感じで、一年を通してこんな感じなのだと思います。
季節柄サギソウがたくさん咲いていました。
自然のサギソウがたくさん残っている所としては貴重な湿地かもしれません。
期待していたミミカキグサはあまり咲いていなく、水の流れのあるところなどに少し咲いているだけでした。
全体的にはホザキのミミカキグサが多く、多少乾燥気味なのかもしれません。
それでもミミカキグサの葉はかなり広範囲に有ったので、9月に入るともっとたくさん咲いてくると思います。
その後前回見つけた広い湿地に行きましたが、同じようにサギソウが咲いていました。
ここでは、春にあれだけ威勢が良かったモウセンゴケは見る影も無く、消滅寸前となっていました。
どうしても夏はこんな感じになってしまいますね、やはり暑さには弱いんでしょうか・・・。
今回は真夏の自生地探索で、暑さとの戦いかとおもっていましたが、朝から曇り空で暑さもそれほど厳しく無く、この時期としては最高の探索日よりでした。
そんな自生地の中の水の流れに魚を発見・・・。
ちょっとすくってみました。
まだ小さいので良く分かりませんがモロコの仲間でしょうか、ほとんど水源といって良いぐらいの流れですが、こんな所にも魚がいると言うのが驚きです。
午後になって雨が降り出してきましたが、どうしても行きたいところがあったので、雨の中次の自生地に移動してました。
ここはヒメタヌキモがある自生地ですが、初夏のころに花が咲くということで何度か来ましたが未だに花を見たことがありません。
この時期なら花が咲いた後ぐらいは確認できるかもしれないと突入しました。
雨が降りしきる中、合羽を着て山道を歩いていくと自生地の湿地が現れました。
ヒメタヌキモです。
結構枝分かれして伸びていますが、花を咲かせた後は確認できませんでした。
長靴が埋まりそうになりながらしばらく湿地の中をうろうろしましたが、それらしい痕跡は確認できずに、雨も強くなってきたので今日はここで退散することにしました。
ここでは花はほとんど咲かないのかもしれませんね~・・・。
この自生地に来る時は結構な確率で雨に当っているので、次回来る時は雨に当らないでじっくり観察が出来ることを願っています。
( ´-ω-`)_
[5回]
PR