寒い日が続いています、大阪でも雪が降ってきました、こう寒いと植替え作業も苦痛でしかなくなってくるので中止です。
(>_<)
さて、今回は肥料です、普通植物を栽培するには必ずといってよいほど肥料を加えます。
ただ、食虫植物の場合根が非常にデリケートで、一般の植物と同じように肥料を与えると薬害が出ることが良くあります。
そんなことから食虫植物には肥料は不要、与えてはいけないと言うことが一般的になっています。
ただ、植物である以上肥料分を上手く吸収できれば、それだけ早く成長することが出来るはずです。
問題は食虫植物が生育している環境は貧栄養な土壌であり、土壌内の細菌も少ない環境だと言うことです。
そこに栄養分を大量に加えると、土壌細菌が増加して病気の発生を助長することになりかねないということです。
当たり前のように化成肥料や有機肥料を与えてはいけないと言うことで、腐葉土のような栄養分の多い用土では生育できないと言うことです。
そこで、
緩効性の置肥か薄めた液肥を与えることになると思いますが、どんな肥料が適しているか・・・。
通常手に入る肥料を使って試してみましたが、やはり生育は良くなるが病気で全滅させる、与えすぎると肥料焼けで根が駄目になると言うことを何度も経験しました。
最も肥料が有効だった物はサラセニアの幼苗で春先に上手く肥料を与えると夏までにはかなり大きさに差が出来ます。
ただ、やはり病気は出やすくなるようで、ハイリスク、ハイリターンだな~などと思っていました。
肥料は固形の粒状の物を根元に埋めると言う方法で施肥します。
鉢の上に置くだけだと、肥料分が根まで中々届かないので最初から入れるか後から埋め込むという方法がいいと思います。
液肥にしても葉面散布か根元に滴下する方法が良いと思います。
それで色々な肥料を使いましたが、サラセニアは余り肥料は選ばないようで一番結果が良かったものがハイポネックス マグァンプK でした。
中粒ぐらいの物を根元に埋めておくと結構効くようです。
ただ、これも過ぎると良くないのと他の植物には効きすぎるようです。
仲間内でも色々と話がされて、海外の業者はどうしているのかと言う話が出来ました。
そう言えば輸入されてくるサラセニアやネペンなどの植物の根に、黄色い小さな粒が付いていることがよくあり、あれは何だということになって・・・。
探してみると、どうやらオスモコートと言う肥料だと言う話になりました。
が、しかし・・・。
なかなか扱っているところが無いとか、業務用しかないなどの問題が有り今まで使ったことはありませんでした。
そんな時、タイからネペンを輸入したネペンの根に黄色い粒を発見、マグアンプより値段の高い肥料をタイで使っていると言うことが驚きでしたが、それだけ価値があるということだろうと言うことで、取りあえず入手して使ってみました。
まあ、効果の度合いは条件によるかもしれませんが、マグアンプのように藍藻が出てくると言うことが少ない肥料のようで、肥料焼けをあまりしないと思え、これならネペンにも安心して使えそうだと言うことが分かりました。
食虫に使う肥料はこれ一本にして、色々な植物に使って様子を見てみようと思います。
使っている物はハイKと言う種類ですが大きな袋の物しかないのでちょっと買いにくいと思います。
業者を含めてかなりの人が使っている肥料なのでそれなりに効果は有ると思います。
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