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食虫植物など、限られた場所にしか生えない植物の栽培日記です。
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ちょっと前ですが新しい自生地を求めて自生地探索をしました。 
こちらは取り合えず探索会なので一応自生地探索などをしないといけません。 ゞ( ̄∇ ̄;)

場所は三重県某市、そこは太古の琵琶湖が有った所だと言う事で、粘土を含んだ地層が広範囲にある所です。 

自生地探索は植生と地形、地層などを見てある程度目星をつけて行うと効率よく植物を発見できます。 

今回の場所は周辺に自生地が多いということで有ることは間違いないわけですが、目くら滅法うろうろしても中々いい成果は上がらなかったりします。 

有る程度めぼしを付けるためにまずは地質図を確認。 
と言うことでネットで検索。
こちらが自生地周辺の地質図ですが、薄い黄色で 50 と言う数字が書かれている所が目指す地質の所です。 
  

これを元に地形図などの地図を見て、池や川など水が存在する場所で緩やかな斜面が有る場所を探します。 
そして近年精度が高くなった航空写真で場所を特定します。 
これが自生地周辺の写真。(Yahoo) 
 

ちょっと色は自然では有りませんが、冬に撮られたのか田んぼが茶色く写っています。 
それでも常緑樹は緑で、草などは枯れているので、木が生えていない場所は山の中でも茶色が多くなっています。 

ネットではもっと拡大して見られるので、詳細に見て判断します。
そしてこの写真のあたりが今回探索することにした場所です。(Google) 
  

ちょっと分かりにくいですが、真ん中から左側の中央部分に全く木が生えていない場所が有ります。 
そこから右下に向かって筋のような跡があり、この部分に水が流れる湿地があると予想されます。 
そして注目されるのはその面積です。 
右下に50mのメジャーが有りますがそれと比べても広さが分かります。 

これを見つけたときはなんとしても確認しないといけないと思い、今回探索に向かったわけです。
( ̄Д ̄)ノ

現地についてから、予想外に標高差が有り、多少うろうろしましたが藪の中に水の流れを発見、小さな湿地を見つけてモウセンゴケやイシモチソウも確認できました。
その後も潅木の中を進み、イシモチソウを確認しながら水の流れる方向に進んだ所・・・。


ついにネットの写真で見た広大な湿地を発見。 ヽ(^o^)丿

その広さは今まで見たことがない広さでした。

  
そこは一面の草原で、短い草が一面に生い茂りまるで牧草地のようでした。
そして、その中は一面に動物の足跡が有り 、最初はいのししかと思いましたが、探索中に鹿の姿を発見したため、どうもココが鹿の餌場になっている可能性が有るようでした。

 

湿地の中央部はイグサやカヤ科の草が生えているだけで、食虫植物は見られませんでした。 
 
ただ、湿地周辺の林床や草むらには例によって普通にイシモチソウが生えていました。 (^^ゞ
 

水が流れている所には真っ赤になったモウセンゴケが一面に生えていて、遠くからでもその存在が確認できます。 
 
時期的にミミカキグサが確認できませんでしたが、この感じだとかなり生えてくると思います。 
今度は夏にミミカキグサを確認しに来ようかと思います。
ただこういった自生地は暑さが尋常ではないので、夏に来るのは大変そうです。(^_^;) 


それと、こういった隔離された自生地ではトウカイコモウセンゴケが生えていません。 
周辺でも人間が手が入ったところではかなりの確立で生えていますが、山の中に隔離された自生地に勢力を拡大するにはまだまだ時間がかかるのかも知れません。 

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サラセニアの原種は黄色か赤の花ですが、交配種になると中間的な色のなることが多いようです、また花弁の特徴なども遺伝することが多いので、親がどの原種か分からない物でも有る程度見当をつけることが出来ます。

こちら S. "Nakanogo" と S. rubra の交配種です。


S. "Nakanogo" は alata x minor の交配種なので黄色い花が咲くために花弁がオレンジ色になっています。
またS. rubra の影響が強いのか、花弁の形がS. rubra に近い物になっています、これだけはっきり形が出ていると片親がS. rubra だとすぐに分かります。

これはS. moorei  (flava x leucophylla) です。
 

flava と leucophylla の交配なので当然のようにオレンジ色の花が咲きます、花弁の色に関しては、もっと黄色い物や赤い物も有りますが、ほとんどの場合原種のS. leucophylla よりは薄くなります。

花弁の形は原種とあまり変わりませんが、どちらかと言うと S. flava に近いかもしれません。

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6月になって、サラセニアの花も終りになってきました、今は咲き残った minor の花が有るぐらいです。

サラセニアの花は黄色のほかには赤い花が有り、どちらかと言うとこちらの方が多いと思います。
種類的には leucophylla, psittacina, purpurea, rubra と言ったところです。

それぞれ多少違いが有りますが rubra 以外はあまり違いが無いので花だけでは判別しにくいところが有ります。

こちらはその rubra  の花ですが、花弁の形が団扇のような感じと言うか先の方が丸く幅広くなったような形になっています。


そして、花弁の裏側がクリームイエローと言う感じの色で、表と裏で色が全く違います。
他の種類でも多少色の違う物がありますが、ここまではっきり違うのは rubra  だけです。


leucophylla
の花ですが、赤いだけで花けでは他の物と区別しにくいと言う感じです。
しいて言うと、雌しべの色の赤い物が多く、これは他の原種にはあまり見られない特徴です。


そこへ行くと、 psittacina purpurea の花は見分け難く  burkii あたり以外は良く似た花を咲かせます。

このあたりの特徴は、交配種にもは現れることが多く、交配親を推測する時に有る程度役に立ちます。

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蒔き遅れたサラセニアの種がやっと発芽してきました・・・。 

取り合えずサラセニアの実生は毎年しているんですが、本来1~2月ぐらいに蒔かないといけないんですが、いつも蒔き損なって種まきが3月にずれ込んでしまいます。
乾燥保存した種は発芽まで一ヶ月以上かかるので、3月になってから蒔くとどうしても発芽は5月になるんですよね~。
本来なら4月の中ごろには発芽して来るんですが、一け月ほど遅れる感じです。

発芽が一ヶ月遅れるとその分生長も遅れるわけで、これは嬉しく有りません。

取り合えず肥料で成長を加速させてがんばりましょうかね~・・・。_(^_^;)

それで去年も蒔き遅れていたんですが、種まきが遅いとその年に発芽しない種が出てきます。

去年の実生床ですが、今年になって発芽してきた物があります。 


去年の発芽率が悪い物があったので駄目かと思っていましたが、半分以上が今年になって発芽してきた種類も有りました。
この傾向はどうも高地性の物に多いようで、やはりしっかり寒さに当らないと発芽しないのかもしれません。

一年遅れですがこれからがんばってもらいましょう・・・。(`・ω・´)

他にも種を取り忘れて自然にこぼれた物などが勝手にその辺の鉢から出てきたりします。 
 
正体不明なので処分に困るんですが、果たして何物なのか・・・。_(-_-;)

大きくならないとどんな物か全く分からないわけですが、大きくなっても良く分からない物もあるので困ります。
今年はなぜかこんなのが多いんですよね・・・。

これはプシタシナの鉢から出てきたレウコ系の株ですが、2年ほど前から生えていたのは確認していましたが、どんな感じになるのか全く分かりませんでした。 


今年になってかなり白い葉が出てきたので、レウコのアルバ系の物ではないかと思われます。
ただ、札落ちなので親が何か分からないのと、アルバなどの物は種の取り忘れは無いはずなので、果たして何物なのか見当もつきません。

秋になって秋葉が出れば有る程度系統が絞れるかもしれません。 ( - _ - )

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サラセニアの花で黄色い物は他に oreophila と minor が有ります。

こちらは oreophila の花ですが他の物と比べると花弁が小さめです。


色合い的には flava と同じような感じですが、花の大きさも一回り小さく少々地味な感じです。
oreophila 自体があまり出回っている物ではないので、この花を見ることも少ないと思います。

こちらは minor の花です。

形的には特徴の無いサラセニアの花と言う感じです。
株によっては花弁の幅が細かったり外側に広がるような形になる物も有りますが、だいたいはこんな感じです。
花の時期としては一番最後に咲いてくる花でこの花が咲くとサラセニアの花も終りに近づきます。
植物体が小さいので花も小さめで、種の数も少ない方です。

 minor には Okefenokee Giant と言う品種もありますが、ノーマルの物に比べると葉は倍以上の大きさになりますが、花の大きさはそれほど違いは無く、他の物に比べても小さめです。


・・・・・。

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時期的にそろそろ終りに近くなってきましたが、色々咲いてました。

品種によって結構特徴があって一目見ただけでどの品種か分かる物もあります。

早い時期に咲き出す花では alata と flava が有りますが、こちら alata の花です。
 

黄色い物とクリームイエローの物が有り個体差がありますが、花弁の幅が広めで先端が外側に反り返る事が良くあります。
また、白っぽい花弁のため、赤花の品種と交配した時にピンク色の花弁になりやすいと言えます。

同じく早めに咲く花で黄色い花は flava ですが、こちらははっきりとした黄色で、赤い花の品種と交配した時にはほとんどがオレンジ色の花になります。


花弁の形も真っ直ぐ下に伸びるような形で、花弁の横が内側に巻き込むような感じになります。

同じ黄色い花でも違いがあります。

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どうもサボリ癖が着いて文章を考えるのが面倒なので、なかなかブログも進みません・・・。(^^ゞ

世の中は気候が良くなって植物もどんどん生長していきだして、ネタは色々あるんですが・・・。

そんな中、近所のホームセンターで発見!!

バイオドームです!!!。

知る人ぞ知る Borneo Exotics が去年あたりから売り出したネペン栽培キットです。
私も試しに知り合いから入手して持ってますが、まさかそんな物が店舗数290ほど有る大手のホームセンターに置いてあるとは・・・。
Borneo Exotics ものすごい商売をしているようですね。^^;

これは明るい室内で水だけ切らさないようにしておけば一年中栽培できると言う物で、中のネペンはNepenthes "Lady Luck"と言う交配種で ampullaria x ventricosa で赤い袋を付ける物です。
ventricosa が片親なので比較的低温にも強い品種です。

難を言えばすぐにケースから葉が出てきてしまうので、一年以内に植え替えた方が良いですね。

詳細はこちら・・・。
http://www.borneoexotics.com/bio-domes/bio-domes.html

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集会でした。

今回はさんか30人と結構たくさんの参加者がありました。
初参加有り、数年ぶりの参加有りで結構賑やかでした。

イベントはボルネオに普通の観光ツアーで行った人がいたので、ボルネオのクチン周辺をレンタカーであちこち探索した時の写真などを見て、自生地の様子を説明してもらいました。

時間と予算の都合が付けば私もまた行って見たいですね~・・・。(^^ゞ

その後展示即売となりましたが、参加者が結構いたため、それなりに有った即売品もあっという間にさばけてしまいました。
 
展示品では相変わらずハエトリソウの群生に力を入れている人がいて、今年もすごいことになっていました。

まあ、これ以上凄くなると持ってこれないので、この辺が限界でしょうね。(^_^;)

次回の集会は7月20日(日)。
場所は東大阪市 東大阪市立男女共同参画センター・イコーラム
6階研修室1,2です。
http://ip.tosp.co.jp/i.asp?I=tansakukai&P=3
 

その前に5月11日に東大阪で即売会があるのでそちらもよろしく。(* ̄∇ ̄)ノ
http://ip.tosp.co.jp/i.asp?I=tansakukai

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