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食虫植物など、限られた場所にしか生えない植物の栽培日記です。
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またしばらく空いてしまいました。_(^_^;)

ネタが無かったわけでもないんですが、猛暑の余波で植物が大量に枯れて若干憔悴していました。

そんなことですが、猛暑も過ぎてだんだん過ごしやすい日か多くなってきました。
秋に向けて新しい葉を出しはじめ他植物もたくさんあり、これから冬まではネタも色々出てくると思います。
   
 そんな所で今回はホザキノミミカキグサです。
日本産のミミカキグサで U、caerulea ですが、特に栽培していると言うことも無く、あちこちに勝手に生えていると言う感じです。

毎年勝手に種がこぼれて生えてきます、他のミミカキグサに比べると水の少ない環境を好むので、一番生育範囲を広げているようです。

この花も通常は紫ですが、白花の変種が有ります。
これも元は一鉢仕立ててありましたが、いつの間にかそこから脱走していろいろな所から生えてきています。

一鉢に沢山繁茂させてと考えると中々上手くいかず、どこか気に入った所から生えてくると言うことが多く、中々思うように行きません。

環境が悪いとほとんど花が咲かない年も有りますが、翌年には又は出てくるのでどこかで種が休眠しているのだと思います。

この花も気温が下がって来ると次第に咲かなくなってくるので、今月いっぱいが見所ですね。

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8月も終わりに近づき、真夏の猛暑から少しは開放されたようです。

今年の夏は植物にとってもかなりきつかったようで、結構枯れた植物も有りました。

特に高山性の物は普通ならなんともないものでも、置き場所によってはかなりダメージを受けていました。

83fd1740.jpegそんな高山性ですが。
こちら Nepenthes sibuyanensis です。
普通ならそれほど気を使うことも無い植物ですが、ちょっと熱がこもる所に置いてあったので高温障害を起こしたようです。

これは、発見してからそれなりに対処したので、とりあえず復活してきているようです。

こうなったのは、夜間の温度が高かったために呼吸が満足に出来ず、生理障害を起こして弱った所に細菌が繁殖したために葉が痛んだ物だと思われます。

これを放置すると次第に葉の痛みが進行して全て枯れてしまいます。

私の場合、とりあえず植物を風通しが良い日陰に移して殺菌剤をかけています、繁殖しているのは常在菌と思われますが、一応細菌の繁殖は止めないといけません。

まあ、とりあえずこんなのがすぐに使えて便利です・・・モスピラン・トップジンMスプレー900ml _(^_^;)

涼しい所に移すだけでもそれなりの効果は有りますが、細菌が繁殖しているようなので殺菌剤はかけた方がいいと思います。

今年はこんな株が結構たくさん出ました。

元々熱さに弱いものはそれなりに対応していますが、通常気を使わなくてもよい物はつい放置しがちで発見が遅れてしまいます。

気づいた時には遅かったと言うことが無いようにしないといけませんが、成長が遅い植物はこういった反応も遅いのでき気づくのが遅れがちになるんですよね~・・・。_(-_-;)

まだ暑い日は続くので、これから夏ばてが出てくることも考えられます、人間もそうですが植物ももう少しがんばらないと・・・。

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今日は 第66回 食虫植物探索会・関西集会でした。

参加は28人とまずまずでしたが、初めての人が8人いてこの数字なので、やはりコンスタントに来る人はあまり多くないと言うことでしょうかね~・・・。

今回は午前中に豪雨があって、電車が遅れるなどの問題で開始時には人が少なめでどうなることかと思いましたが、最終的にはそれなりに人数が集まりました。
3185e7fc.jpeg
今回のイベントは愛知県のネペン栽培家によるボイルネオの探検記で、最新の自生地の様子や現地での旅行の様子などが紹介されました。
少し前までは陸の孤島と言われと言われた場所も、道路が舗装されるなど年々変化しているという貴重な話が聞けました。

その後テレビで放映された食虫植物に関した番組の録画など流すなどした後は、時間いっぱいまで食虫植物談義が盛んに行われていました。

次回は11月に大東市民会館で行われる予定です。


 

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ちょっとついでが有ったので、岐阜県内のムシトリスミレの自生地に行ってきました。

ここは私が知っている中で、車を降りてから最も距離が近い場所にあり、徒歩数十分でアクセスできる場所です。

ただ細い沢沿いに登らないといけないのと、自生地自体が急な崖になっているので、最後は数mの崖登りとなるため、それなりの覚悟で行かないといけない場所です。

7d4a3c90.jpegこの自生地に行くのは9年ぶりで、はっきり場所を覚えていませんでしたが、距離的に近いので過ぎ自生地に到着しました。

ただ、沢沿いの様子はかなり変わっていたので、以前とは違うルートで崖にアクセスする必要がありました。

幸い沢の水が少なく、沢渡も簡単に出来たので、特に苦労するようなことも無く到着しました。

自生地は幅の細い崖になっていて、上部は木が生い茂っていて良く見えませんが、上までの高さは50m以上有るようです。

0m.jpgそんな崖のちょっと上がった所で、畳数枚分の場所にムシトリスミレが生えています。

時期的に花は終わっているの、葉が残っているだけですが、元気の良い株が沢山生えていました。

9年前に来た時より、自生地の範囲が少し狭くなっているようで、今後どうなるか心配です。

水の加減か日照の具合なのか、なぜ上のほうには生えていないのか、良く分かりませんがこうした自生地は次第に失われている運命に有るのかもしれません・・・。


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フラバの分類の残りです。
一つは Sarracenia flava f. viridescens と言う物で、ようするにアントシアニンフリーの物です。
そして今までに挙げた物の要素が中途半端な物などを Sarracenia flava var. flava と言う基本種としています。

Sarracenia flava f. viridescens ですが、元のフラバがどんなタイプだったかは分かりませんが、アントシアニンが無いので基本的には緑一色です。

緑一色と言うと maxima と同じです。
一見同じに見えますが、 良く見ると違う所があります。

それは新芽です、サラセニアの新芽は全ての品種で赤い色をしています、また葉の付け根も赤みが指しますが、アントシアニンフリーのものは赤い色素が無いためにそこも緑です。
c8d8d66e.jpeg
こちらは maxima の根元ですが、はの付け根部分は微妙に赤い色が付いています。

緑一色の maxima でもアントシアニンを持っているので、こういった部分では赤い色が出てくると言うことです。



MK_237a.jpgこれに比べてこちらは viridescens ですが、赤い色素を全く持たないため根元の分部も緑一色です。

アントシアニンは寒さや紫外線から植物を守ると言う働きがあるので、それを持たない植物は単純に弱いと言うことは言えると思います。

栽培に関しては特に弱いと言うことはないと思いますが、絶対条件を比べたときには差が出るんだと思います。

その辺を考えると栽培時の環境には注意しないといけないと思います。

 

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ついでなのでフラバを全部やってしまいます。

Sarracenia flava var. maxima です。

maxima と言っても特別大きいものでは有りません、逆にあまり大きな物は見たことが無い変種で、どこからこの名前が来たのか不思議です。

特徴は緑一色で一切模様などが入らない変種です。

 rugelii などが多少黄色い筒になるのと違って、こちらは薄い緑色の場合が多く一目で違いが分かることが有ります。
MK_F81.jpg
写真の物は夏の暑さで多少黄ばんでしまっていますが、少し前まではもっと全体が薄緑色でした。

実生などをすると結構葉脈などが出てしまうことが有るので、実生で増やす場合もかなり選別する必用が有ります。

多いとか濃いとかと言う範囲の広いくくりではなく、何もないということでの変種なのでそう言った意味からすると結構貴重な物が有るかと思います。
ただこの変種を取上げるようなことはほとんど見たことが無いので、見た目が地味な物は人気が無いのかとも思います。

緑一色の植物ですが、アントシアニンは持っているので、秋になって寒さが来ると多少紅葉して赤くなります。

春の新緑と秋の紅葉を見ると言う意味では貴重な変種かもしれません、ただ綺麗に紅葉させるにはコツが必用ですが・・・。(^^ゞ

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フラバの続きです。

Sarracenia flava var. cuprea と言うことでCopper topとも呼ばれている変種です。

これは蓋や筒の上部などが銅赤色と言われる色になる変種で、蓋だけが色付く物から筒の上部まで色付く物まで有り、それ以外の特徴も併せ持った個体が多く一口に cuprea と言っても様々な模様の要素が含まれた物があるという変種です。
MK_F131.jpg
こちらは MK_131Aと言う固体ですが、葉脈が結構目立つの蓋の付け根部分に色が付いて色々な要素が混ざった株です。

こういった色々な特徴を負わせ持った物は一株でも結構見栄えがするものです。

この株は調子が良いと筒の上部も少し色が乗ってきますが、今年はちょっと色が薄いようです。


F04cuprea.jpgそれに比べてこちらは、緑色の筒で蓋の部分だけが色付いています。

これは国内で実生選別された物ですが、これもとりあえずは cuprea と言えると思います。

筒部分には特に目立った模様も無くあっさりしている物ですが、蓋の色がワンポイントになっているので、沢山鉢がある中では目立つことが有ります。

この蓋の色がワンポイントの変種ですが、総じてはが古くなると色が薄くなると言う欠点があります。

中には色が落ちない物もあるようですが、そう言った株は少数派で中々お目にかかれないでいます。

他の物もそうですが、日本の夏の太陽は日差しがきつすぎるため、8月にもなるとかなりフラバの葉は痛んでしまいます。

仕方がないところですが、これによってフラバの鑑賞時期が多少短くなっていると言うことがいえるかもしれません。

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Drosera indica の赤花に付けられた学名ですが、これをやるとオーストラリアのものは大変なことになりそうなんですがどうなんでしょうか。(´・ω・)_

ちなみに遺伝子レベルでの違いが有ったので別種としたと言うことですが、どこまでの違いがあったのか・・・。

詳細が豊明市の公報に載っていました。
http://www.city.toyoake.lg.jp/hisho/koho/PDF/25/20130601.pdf

トヨアケエンシスと言う学名がついた理由について・・・
『 豊明のナガバノイシモチソウと同じカンボジア産の赤花系のナガバノイシモチソウと遺伝的および形態的比較を行った結果、遺伝的には異なり、形態的には種子の表面模様・花序の角度等で異なることが明らかになりました。さらに本来の Drosera indica (カンボジア産など大陸系のイシモチソウに付けられた学名)は多年草であり、豊明のナガバノイシモチソウは一年生であることから別種のものとして「トヨアケ」を冠した名前が付けられました。』

・・・と有りますが、カンボジアあたりの物と比べるだけではちょっとね〜・・・。
本場オーストラリアにはかなり色んな変種が存在するので、その辺の物と比べてもらわないと、と言う感じですね。 ( ・`ω・´)

それに日本のものが一年草なのは寒さで枯れるので、気温があれば枯れないと思いますけどね〜・・・。(´‐ω‐)_

こんな植物について研究する人もあまりいないと思うので、もう少し研究が進まないとなんともいえないでしょうね、ただそのうち色々なバラエティーに分けられる可能性は充分有ると思います。


ちなみに白花は Drosera makinoi Masam とかにしたようです、これはシノニムで記載されていた物を学名に使ったようです。

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