忍者ブログ
食虫植物など、限られた場所にしか生えない植物の栽培日記です。
| Admin | Write | Comment |
最新コメント
[07/05 Lime]
[07/01 senda]
[01/30 Lime]
[01/08 ihatov1001]
[01/04 Lime ]
[01/01 senda]
[11/27 ihatov1001]
[06/19 Lime]
[05/27 tok]
[05/21 gdr777]
[05/13 れおん6000]
[04/19 Lime]
ブログ内検索
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

Sarracenia flava var. rubricorpora ・・・。

通常、赤フラバと言われる物ですね、この頃はかなりで回っているので特に珍しくもなくなって来ていますが、この赤の出方に個体差があるのと、栽培条件で変ってくるので、良い色を出している固体を見るのは結構少なかったりします。

色が出やすい物は、多少出来が悪くてもそれなりに赤くなってくれるし、ちょっと上手く行くとべったり絵の具を塗ったような色になります。
003.jpg
こちらは実生選別した物ですが、色付が良く結構良い色になります。

欲を言うと形が今一ですが、とりあえずこんなもんでしょう。(^^)

この赤フラバの定義ですが、どこまで色が付けば赤フラバといってよいのか。

赤フラバと言うことで入手した物で、中々赤くならない物や ornata と言うことで入手した物で、条件によっては蓋まで赤くなる物が有り、選別の基準がどの辺にあるのか悩む所です。

54101b73.jpegちなみにこちらは ornata のレッドリッドとして入手した物で、普段はここまで赤くなりませんが、今年は葉が出来る時の天気が良かったせいか真っ赤になりました。

蓋の上まで色が付いて、出来の悪い atropurpurea と区別が付かないぐらいです。

ただ、例年だとここまで赤くはならないので、やはりこれは ornata  止まりなのかと言う感じです。

それと色合いが赤フラバと比べるとちょっと茶色っぽいので、この辺が違う所と言うことなんでしょうか。

この赤フラバ、種を蒔いても全てが赤くなるわけでもなく、ひどい時には赤くなる物が半分以下と言う固体もあります。

どうもこの赤い色と言うのが劣性遺伝なのか、優先的に出現する物ではないようです。

何にしても出来の良い個体は目を見張るような色を出すので魅力的ですね・・・・。
 

拍手[2回]

PR
サラセニアの分類が色々出てきたんですが、今回の分類で特に増やされたのが S. alata ですね。

赤やら黒やら色々と分けてくれたんですが、フラバは春に葉が出たときにほとんどわかるよいうな違いですが、 S. alata は春
のはではほとんど区別が付きません。

A58.jpgこちらはブラックチューブと言う話ですが現在はこんな感じ・・・。

蓋の裏などに片鱗は見えますが、表は緑一色です。

これのどこがブラックなのか・・・。

他の物もそうですが、 S. alata の場合秋の葉にその特徴が出ます。

それもかなり気候に左右されるので、その年によって感じが変わってしまいます。

この本種も秋になると蓋の裏が真っ黒になり、日照時間が長く気温の差が大きいと筒の上部が黒ずんできます。

赤くなる物もこの日照条件と温度の関係がないと中々赤くなりません。

そんなことで区別していいのかどうかと言う感じはありますが、いろんな意見があるんでしょうね・・・。_(-_-;)

とりあえず秋にそれなりの葉を出させるためには、これからの管理が重要と言うことです。


ちなみに今回久しぶりにブログラインキングのトップになりました。
この頃コンスタンのに書いていないのと、ヤフブロの変態植物オヤジに常にトップを持っていかれていましたが、どうも水温の実験が人気だったようです。(^^ゞ

拍手[1回]

追加の実験をと言うことでゴソゴソやりましたが、例によっていい加減な実験なので大した成果は出ませんでした。^^;

e9a1ce17.jpegやったのは、鉢の大きさによる違い。

例の鉢を一回り大きな鉢に入れて同じように腰水して見ました。

結果、これくらいではあまり大きさに差がないので温度差もあまり出ず、日差しも途中で曇ったりして温度もそれほど上がらずでしたが、大きな鉢が 37℃で小さな方が38℃と、それでも1℃の差は出ました。

やはり大きい鉢の方が温度の影響は受けにくいと言うことと、二重鉢の効果はあるということです・・・。

11ac9880.jpeg次は遮光ネットの差です。

写真ではちょっと分かりにくいんですが、右は濃い目のグレーの色をしたネットで左はアルミホイルのように光るミラーになった物です。

右は遮光率70%で左は50%なので遮光率だけなら右の方が温度が低いはずです。

結果は右が36℃左が35℃と遮光率50%の方が温度が低くなりました。

これは遮光ネットと鉢の距離が近いために、右のグレーのネットが太陽で熱せられで熱くなりその輻射熱で温度が上がったためだと思います。

ミラータイプの物はそれ自体は余り熱を持たないので距離が近くても影響が少なかったようです。

遮光率70%の物はやはり下が暗いので、温度が上がらなければ明るい方がよいので、遮光率は50%程度のほうが良いということになります。

以前このミラータイプの物は農業用の大きな物しか有りませんでしたが、この頃はホームセンターで手ごろな値段で売っているようになったので、こちらの方がお勧めです・・・。(^^ゞ


046999d7.jpegそんなことで、発泡スチロールのトロ箱を使った物はと言うことで、通常栽培している物を見てみました。

これはサラセニアが入っているので、サラセニアの葉でかなり陰になっているため温度も低いと思われます。

やはり植物が沢山入っていると、それだけ水を吸い上げて蒸散させるので、温度も低くなると思います。

それを計ったのがこちら。
bc22f287.jpeg
いくつか計りましたが、だいたい33℃~32℃でした。

気温によってはもう少し高くなる日が有るかもしれませんが、だいたいこんな物です。
この栽培方法でここ数年やっているので、温度的にもこれくらいなら問題ないということになります。

この温度も条件によりますが、だいたい35℃ぐらいなら何とか生育に問題ない範囲だと思います。
ただ、これ以上になるようだと根腐れなどが起こりやすくなるので、やはり温度は出来るだけ低く抑えた方が良いと思います。

 

拍手[5回]

ちょっと実験して見ました。

夏本番で毎日うだるような暑さがやってきました、食虫植物の多くは腰水栽培をしていますが、日中直写日光が当ると腰水がお湯になって植物が傷んでしまいます。

この温度上昇を抑えながら日照を確保したいわけですが、これがなかなか難しいところです。

あまり参考にならないかもしれませんがちょっと実験をしてみました。

まずは通常やっている発泡スチロールのトロ箱ですが、水面に光が差さないように鉢をいっぱいに並べます。

この条件で日中の水温は36℃になっていました。
1e9d0325.jpegb7f9ef80.jpeg







ちょっと水温が高すぎると思ったので、遮光ネットをかけて様子を見ましたが一度上がって水温は中々下がらず結局37℃弱でしばらく推移していました。

通常もう少し水温は低くなるはずですが、鉢が小さく植物も小さかったため鉢の表面温度が高くなって水温も高めになったようです。

3-1.jpg次のに普通に受け皿を付けって腰水をするときの条件を見てみました。

通常植え込む時と同じようにミズゴケを入れた鉢を3個用意して、左から台を置いてコンクリートの床からの輻射熱を和らげる工夫をした物、全く何もせずにそのまま置いた物、腰水に太陽光が直接当らないようにアルミホイルを巻いた物。

この3タイプで違いを見てみました。

当然真ん中の何もしない物は一番条件は悪いので、それに比べてどれくらいの差が出るかと言う物です。
ちなみの当日の最高気温は35℃でした。

11時ごろに設置して2時間後位に測定しましたが、この短時間でも多少差が出ました。
3b.jpg
まず真ん中の何もしていない物。
水温は41℃になっていました。
何もしないので水に直写日光が当り、周りからの輻射熱で下からも熱を受けてちょうどいい湯加減になっていました。(^^ゞ

短時間ならこの温度でも何とかなると思いますが、やはり40℃を超える温度に長時間さらされると駄目でしょうね。

こんな置き方はしては駄目だという見本です。

3a.jpg

次に左の台に乗せた物ですが、水温は39℃を少し超えたぐらいです。

何もしない物と比べると2℃程度の違いが有りますが、これでもちょっと水温が高いのでもう少し下げる必要はありますね。

輻射熱のことを考えると今回の30cm程度の台では少し低いかもしれませんがそれでもこれだけの違いが有りました。

この後もこの温度を維持していたので、周りから輻射熱の影響を受けないと言うことはやはり重要なことのようです。
3c.jpg
次にアルミホイルを使った物ですが、こちらも温度は39℃で2℃ほど差が有りました。

直接太陽光線は当りませんが、やはり地面から伝わってくる熱で温度が高くなっているようです。

この後3時ごろになると日が傾いてきて水温の上昇も止まりましたが、地面から熱を受けていたアルミホイルを巻いた物は結局40℃まで温度が上がってしまったので、やはりコンクリートなどの上に直接置くのはよくないということが分かりました。

簡単にやったので結果にあまり差が出ませんでしたが、台の上に置いてアルミホイルを使えば単純に4℃温度を下げられるのではないかと言うこですが、これは発泡スチロールのトロ箱を使った時と同じ温度になると言うことなので、発泡スチロールの効果は絶大だと言うことが分かりました。

また、最も温度が上がるのが10時ぐらいから3時ぐらいの太陽が真上にいる時間帯なので、その時間帯だけでも遮光ネットなどで日陰を作ると温度上昇はかなり抑えられると思います。

今回は鉢の温度がちょっと上がりすぎたので、もう少し条件を変えて実験してみることにします。

拍手[7回]

1c6776c0.jpegこの前ミノールの花が咲いていましたが、今度は Pinguicula esseriana の花が咲いていました。

これはもうはっきりと時期はずれの花ですね。

梅雨寒で季節を間違えた植物が良くこうやって花を咲かせますが、日本の植物はこんなことは余り見ませんが、海外から来た植物は梅雨がないので良く間違えます。

この時期に花が咲いたからといってどうと言うことは有りませんが、植物によってはこれが命取りになることも有るので気をつけないといけません。

この梅雨が終わるとまた夏がやってくることになりますが、もう少し過ごしやすいと良いんですがね~・・・。



今年も既に半分が終わって・・・なんだかな~・・・・と言う感じです。

まあ、枯れる植物もあれば増える植物もあり悲喜交々と言うところでしょうか。

拍手[2回]

神戸花鳥園・夏の食虫植物展への展示品・即売品協力のお願い・・・。 などと言うメールがまわってきたので取り合えず掲載います。(^_^;)

一応担当者が知り合いなので前回も協力しましたが、一鉢とかでも良いと思うので自分の栽培品を見せたいとか思う人はぜひ協力してください。

花鳥園にもネペンなど一部の食虫植物はありますが種類は多くは有りません、種類などは何でもいいと思います。

*展示品の場合入園者に結構触られると言うリスクがあることを考慮してください。



以下は概要です。

『 神戸花鳥園・夏の食虫植物展 』

一、 展示品としての食虫植物の貸し出し
二、 即売品用の食虫植物余剰苗の提供

   ・・・を、以下の要領でお願いする次第です。

一、展示品協力の概要

展示期間; 8月3日(土) 12:00 〜 8月11日(日) 16:00
会   場; 神戸花鳥園 北ロビー
搬   入; 原則として8月3日(土)9:00〜12:00。自家用車または手持ちでの直接搬入でお願いします
搬   出; 原則として8月11日(日)16:00〜17:30

展示品リスト;
(1)出品者フルネーム
(2)連絡先(携帯電話推奨)
(3)出品予定の (a)品種名 (2)鉢の大きさ (3)鉢数

 以上を送ってください。神戸花鳥園側での展示用ラベルの出力に使用しますので、くれぐれも正確を期してください。

メールアドレスを教えていただければ、Excel形式の入力フォーマットを送信いたしますので、それに入力して返信してください。
手書きを御希望の方には、原紙をFaxいたします。

備考;
・展示品リスト提出者には、8月11日16:00までの無料入園証を、搬入の際に発行いたします。展示品の世話などの際に御活用ください。なお、飛び込みでの展示品出品者には、無料入園証は発行できません。
・展示中の枯死その他のリスクについては事前に御了承の上、展示品を選定してください。すなわち、期間中ずっと会場に詰めることができない方には、手元に1鉢1本しかない植物の出品は、おすすめしません。
・出品者が誰もお見えにならない日の展示品の灌水その他の管理は、当園植物スタッフが行います。


二、即売会と即売品協力の概要

即売会日時;8月11日(日) (1)10:00〜11:00、(2)15:00〜16:00

搬入;各即売会に間に合うようにお願いします。

即売品リスト;
(1)出品者フルネーム
(2)連絡先(携帯電話推奨)
(3)販売予定の (a)品種名 (2)販売価格(*当園リベート込の) (3)数量

を送ってください。品種、数量等は多少変動してもかまいません。

メールアドレスを教えていただければ、Excel形式の入力フォーマットを送信いたしますので、それに入力して返信してください。
手書きを御希望の方には、原紙をFaxいたします。

※リベート・・・販売価格の30%を、出店手数料として神戸花鳥園にお支払い願います。それを見越した価格設定をお勧めします。

備考;
・両替金などの準備は、出品者御自身での準備をお願いいたします。
・即売品リスト提出者には、8月11日16:00までの無料入園証を、搬入の際に発行いたします。
・即売品や売上金などの管理は、出品者御自身にてお願いいたします。

リスト〆切;7月28日(日) 18:00 

担当; 齋藤 宛必着
eメール; ezg01473@nifty.com
Fax; 078-441-6993
※Faxは動作が不安定なので、送信した日の19:00以降に確認のお電話(番号はFax番号と同じ)を願います。

 ***** 皆様の御協力が頼りです。何卒宜しくお願い申し上げます。

拍手[1回]

e3132363.jpegちょっと遅くミノールの花が咲いていました。

ミノールはサラセニアの中でも一番遅く開花する種類ですが、この時期に咲くのはちょっと遅すぎですね。

この株は一ヶ月ほど前に一度開花した株で既に前回の実が大きくなってきています。
ちょうど花と実が一度に見られる状態になっていますね・・・。(^^ゞ

開花の遅れなどは、環境変化でたまに有るのでそれほど珍しいことでもなく、日本では6月に入梅してから気温の変化が大きくなるので、植物が冬が来たとおもって対応することが良く有ります。

6c451e0a.jpegまあ、せっかく咲いたので種でも取ろうかと思いますが、時期はずれの花は花粉が出ないことが多く種が出来ない可能性があるんですよね。
とりあえず花粉は色々保存して有るので、何か付けてみましょうか・・・。(^^ゞ

ちなみにこの時期はずれの花は花弁が2枚多く有りました。_(^_^;)


 

拍手[1回]

サラセニアの分類ですが、大きく分けて8種類と言うことですが、その中で多少変異がある物を変種としていくらか分類してきました。
ただ、その分類をされてからだいぶ年数がたったのと、分類されていない変種があったりしていたものをどこかの学者が分類したようです・・・。_(^_^;)

大きな所はS. alata をフラバのような分類にしたと言う所と、アントシアニンフリーの物の名前をある程度統一して、それぞれの種類で多少変種を追加したと言う所でしょうか。

これで完璧と言うことでもないかもしれませんが、分類されたことで呼び名なども統一されると思います。

各変種の特徴はおいおい説明しますが、なにやら本も出ているので、懐と語学に余裕がある人は買って読んでください。^^;

それでどんな分類がされたかと言うのがこちら・・。

Sarracenia alata
--- Sarracenia alata var. alata
--- Sarracenia alata
var. atrorubra
--- Sarracenia alata
var. cuprea
--- Sarracenia alata
var. nigropurpurea
--- Sarracenia alata
var. ornata
--- Sarracenia alata
var. rubrioperculata
--- Sarracenia alata
f. viridescens
Sarracenia flava
--- Sarracenia flava
var. flava
--- Sarracenia flava
var. atropurpurea
--- Sarracenia flava
var. cuprea
--- Sarracenia flava
var. maxima
--- Sarracenia flava
var. ornata
--- Sarracenia flava
var. rubricorpora
--- Sarracenia flava
var. rugelii
--- Sarracenia flava
f. viridescens
Sarracenia leucophylla
--- Sarracenia leucophylla
var. leucophylla
--- Sarracenia leucophylla
var. alba
Sarracenia leucophylla
f. viridescens
Sarracenia minor
--- Sarracenia minor
var. minor
--- Sarracenia minor
var. minor f.viridescens
--- Sarracenia minor
var. okefenokeensis
Sarracenia oreophila
--- Sarracenia oreophila
var. oreophila
--- Sarracenia oreophila
var. ornata
Sarracenia psittacina
--- Sarracenia psittacina
var. psittacina
--- Sarracenia psittacina
var. psittacina f. viridescens
--- Sarracenia psittacina
var. okefenokeensis
--- Sarracenia psittacina
var. okefenokeensis f. luteoviridis
Sarracenia purpurea
--- Sarracenia purpurea
ssp. purpurea
--- Sarracenia purpurea
ssp. purpureaf. heterophylla
--- Sarracenia purpurea ssp. venosa var. venosa
--- Sarracenia purpurea
ssp. venosa var. venosa f. pallidiflora
--- Sarracenia purpurea
ssp. venosavar. burkii
--- Sarracenia purpurea
ssp. venosavar. burkiif. luteola
--- Sarracenia purpurea
ssp. venosa var. montana
Sarracenia rubra
--- Sarracenia rubra
ssp. rubra
--- Sarracenia rubra
ssp. alabamensis
--- Sarracenia rubra
ssp. gulfensis
--- Sarracenia rubra
ssp. gulfensis f. luteoviridis
--- Sarracenia rubra
ssp. jonesii
--- Sarracenia rubra
ssp. jonesii f. viridescens
--- Sarracenia rubra
ssp. wherryi
--- Sarracenia rubra
‘Incompletely diagnosed taxon from


さすがにルブラはまとめきれていない感じがあるので、これで良いかどうかは色々意見は有ると思いますが、これをまとめた人が結構有名な人なので、あまり文句を言う人もいないでしょう。

ちなみにこちらの本にまとめてあります、英語なので私は読めません・・・。_(▼ω▼メ)
http://www.redfernnaturalhistory.com/books/
name/sarraceniaceae_of_north_america


拍手[2回]

≪ Back   Next ≫

[34] [35] [36] [37] [38] [39] [40] [41] [42] [43] [44]

Copyright c 偏狭の植物たち。。All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog / Material+Template by カキゴオリ☆
忍者ブログ [PR]