日本には大きく分けて4種類のミミカキグサがあります。
基本的には1年草扱いで、これを単独で栽培する人はあまりいないと思います。
家には4種類とも有りますが、ほとんどはモウセンゴケなどの鉢に居候的に生えていて、単独で植えてあると言う物はあまりありません。
まあ、単独で植えると鉢の用土が固まり気味になり、通気性が悪くなって生育が悪くなるので、他の植物と一緒に植えたほうが良いようです。
この4種類の中の3種類は自生範囲も広く、良く知られた種類です。
代表的なものが ミミカキグサ という和名の U.bifidaです。
黄色い花をつけて、文字通り耳掻きの先のような果実をつけます。これが最も自生地の範囲が広いようです。
夏の終わりには池のほとりなどで黄色い絨毯を引いたかのように咲き乱れていることがあります。
次は ホザキノミミカキグサ と言う和名のU.caeruleaです。
U.bifidaよりも水気の少ない所を好み、最も水から離れたとこの映える種類です。
逆に水没するようなことがあると弱ってしまいます。
もう一つ ムラサキミミカキグサ と言う和名の U.uliginosa です。
本来もう少し青みがかった花になるはずですが、ちょっと元気がないようです。
この種類が一番水が好きなようで、ひたひたの水が常にあるようなところを好んで生えています。
場合によってはほとんど水中から花茎が出ていることがあり、水分が少ないと調子が悪くなるような種類です。
四つ目はまた明日・・・。(^^ゞ
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