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食虫植物など、限られた場所にしか生えない植物の栽培日記です。
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病気編ですが、病気が出るのはネペンが一番多いようで、結構苦労している人がいるようですが、普通の栽培ではそれほど多くは出ないようです。
次に多いのがサラセニアで、結構治りにくい病気があったりします。

そこで今回の病気は「ウイルス病

7f0f4b00.jpeg食虫植物の場合はサラセニアやネペン、ハエトリソウなどで報告があり、ピンギなどもかかるようです。
ウイルスの種類も沢山あり、基本的にはどんな植物でもかかる病気です。
人間でもインフルエンザなどのウイルスによる病気にかかりますが、植物でも同じようにウイルスに感染するといろいろな問題が発生します。
ウイルスの種類によって病状が出るところが違うので、それを上手く使った物が八重咲の花や斑入りなどの植物になったりします。

ただ、問題になるのがウイルスに一度かかると直らないと言うことです、ウイルスに侵された植物は廃棄するしかないのです。

35dd6478.jpegただウイルスにかかっても種にはウイルスは入らないと言うことと、枯れることはないのでしばらく栽培して種を取ればなんとか維持できるようです。(私は確かめたことはないんですが・・^^; )

食虫植物の場合はモザイクウイルスが特に問題になりますが、これに感染すると葉にまだら模様が現れ、特に強毒なものは葉がよじれてしまってまともな形にならなくなります。

モザイクウイルスによる症状はどれも同じような感じで、葉が変形してまともな形にならないと言う物がほとんどです。

そんな株を見つけたときはとりあえず隔離して様子を見てください。

このウイルスの感染は基本的には接触感染で、近くに植物があるだけでは感染しません。

感染ルートは主に二つで、一つは虫によるものです。
アブラムシのような吸汁性害虫が、ウイルスを持った植物を吸汁した時に口の周りにウイルスが付くようです、その後に移動して、新しい植物で吸汁すると付いていたウイルスが感染するということです。

もう一つはハサミなどの刃物による感染で、ウイルスを持った植物を切ったはさみで次々植物を切ると切った切り口から感染してしまうということです。

これは食虫植物同士だけではなくその他の植物から簡単に感染するので、周りに有る植物にウイルスを持った植物がないかどうか日ごろからよく観察することが重要です。

植物の中にはウイルスに感染してもあまり表に症状が出てこない植物があり、そんな植物を切った後のサラセニアなどを切るとたちまち感染してしまいます。

ウイルスは単体では長く生きられないため、植物の細胞の外に出たものはそれほど気を使わなくても大丈夫ですが、枯れた植物でも細胞が破壊されていない場合は半年以上生存することがあるので、ウイルスに感染した植物の植えてあった後はしばらく何も植えないほうがいいと思います。

通常アブラムシなどが伝染させるのは24時間程度と言われています、ハサミなどの刃物も水洗いした後で日にちがたっていれば特に問題ないと思います。

虫による感染はとにかく近くにウイルスを持った植物を置かないと言うことと、虫が付かないようにすることしかありません。
通常オルトランなどの薬剤を良く使いますが、これは虫が植物に付かないと効果がない薬剤なので、吸汁性害虫が吸汁したときには手遅れと言うことになります。
b21613e7.jpeg
ウイルス病にかかるのはサラセニアが最も多いようですが、ほとんどの場合栽培条件の悪化で生理現象からモザイク状の斑が入るようです、このような場合は環境が改善されれば元に戻ります。
写真の物がそうですが、ただこれが弱毒のウイルスによる物かどうかは良く分かっていません。

ウイルスの場合は新芽が小さい時からすでにモザイク状になっています、そうでない場合は次の葉からまともな葉が出るようになるかもしれません。
 

 

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病気編2回目ですが、今回は「ウドンコ病

植物に小麦粉を振り掛けたように白くなるので、こんな名前が付いています。

2ea43915.jpegこれにかかる植物は限られていて、かかるのはほとんどが Utricularia の花茎です。

写真は U.dichotoma の花茎ですがなぜかこの植物だけは毎年この時期になるとウドンコ病が付きます。
ただ、これ以上ほとんど広がらないので、何かのついでに薬剤散布をするぐらいで見つけても放置しています・・・。^_^;

その他、まれにセファロタスやピンギがかかることがありますが、他の植物がかかることはほとんど無いと思います。(少なくとも私は見たことがない・・^^; )

薬剤もよく効くので、発見したら早めに薬剤散布をすることで被害も無く対処することが出来ます、これを放置すると植物が真っ白になり最後には枯死することがあります。

高温乾燥で通気性が悪い環境で出やすいということですが、温室内などでそれなりに湿度が有る場合でも発生するので、梅雨前の気温の高い時期に多発することがあります。
それ以外は気温の高い夏場によく発生するので、注意した方が良いでしょう。

私は ダコニール1000 などを使っていますが、広範囲に発生することがあまりないので、ベニカXファインスプレー  が有ると便利です。
 

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話は変わるんですが・・・。

関西にお住まいの方、兵庫県立フラワーセンターはご存知でしょうか、ここは色々なネペンのコレクションがあるところで有名です。

今月の18日(土)に四季のバックヤード見学会(夏)と称して育成温室の見学が出来ます、通常中々見ることが出来ない温室でネペンが見ることが出来るのです。

必見です、ネペンマニアの方は是非参加してください、見るだけではなく色々と説明が受けられると思います。

詳しくはこちら。
http://www.flower-center.pref.hyogo.jp/
http://www.flower-center.pref.hyogo.jp/ivent/ivent23.htm

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さて、今回から病気編です。

虫の害と違って細菌やカビが相手なので中々厄介な物です、園芸用の殺菌剤も色々売っていますが、原因菌に効く物でないと効果がありません。
症状の似た物や植物によって症状が違う場合もあり、原因菌を特定することが難しい病気もあり、かけた薬が効かなく植物が枯れてしまうこともあります。

また、植物内部に入った菌は薬剤が効きにくいので、病状が進むと手遅れになることもあるので、早期発見早期治療が重要になります。

食虫植物はあまり病気にかからない物があり、種類によってはほとんど気を使わなくても大丈夫と言う物もあります。

そんな食虫植物たちですが、唯一全ての植物で問題になる病気があります。

それが立枯病です。

植替えや環境の悪化で植物が弱った時に、根の部分から細菌が入り地際から植物を枯らすと言う最も多発する物です。
様々な菌によって引き起こされる物で、食虫植物の場合はほとんど原因の究明がされていないので、中々原因菌の特定は難しいところです。

細菌の進入で枯れた植物はほとんどの場合助からないので、患部を切り取って葉挿しや株分けで残す方法が取れなければそのまま処分した方がいいと思います。
この場合用土もかなり長い間細菌が残るので、再利用する場合は熱処理や薬剤の処理をしたほうが安全です。

これらの菌の多くは土壌細菌と呼ばれて土や水で感染します、大きな容器で腰水をしている場合は次々に感染する可能性があります。

ほとんどの菌は活動が盛んになるのが20℃~30℃の温度なので5~6月ごろに多発します、また多湿を好む物も有り、梅雨時に最も被害が出やすくなります。
中には未分解の有機物が多いと細菌の濃度が上がって感染しやすくなる物もあるので、用土にピートなどが多い場合は腰水に頼るより、散水で土中の有機物を出来るだけ流しだすような栽培方法が良いと思います。
また、その多くが弱酸性から中性で活動する性質があるので、食虫植物の生育環境は要注意と言う所です。

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特にサラセニアに多く発生して、ある日突然葉が水分を失って干からびてしまい、鉢から抜いてみると根元が腐っていると言うことがあります。

de53ce83.jpegまたメキシカンピンギなどでは、中心部分が茶色く変色して腐ってしまいます。

ハエトリソウなどでも、地上部だけ残して地下の部分が消滅してしまうような枯れ方をします。

これらの物は原因菌の特定が難しいことがあるので、出来るだけ広範囲の細菌に効く殺菌剤を発生時期にあわせて撒いておくと予防できることがあります。
また植替え後には散水の変わりに薬液をかけることで被害を減らすことが出来ます。

私が良く使うのは ダコニール1000トップジンMゾルダコニールは予防的に使いますが、両方ともほとんど薬害が無く多くの細菌に効果があります。

また、鉢数が少量であればモスピラン・トップジンMスプレー900ml でもいいと思います。

サラセニアの場合は葉が萎れた時点でほぼ復活不可能ですが、株が大きく沢山芽が有る場合は子株などが助かるかもしれません。

メキシカンピンギは腐った部分をカッターなどで切り取ってから、殺菌剤をかけて葉挿しすることで復活するかもしれません。

ネペンなどは怪しいと思ったら、細菌が株全体に回って枯れる前に、頂芽の部分を早めに切り取って挿し木をすることで、株を残すことが出来るかもしれません。

ただほとんど緊急避難的は対処法なので、植替え後などで根が傷んでだ時や新芽の成長が緩慢になったときは注意した方がいいと思います。

重要なのは用土が古くなった時や水はけの悪い用土では、細菌の繁殖を助長するので、普段からの管理に注意することです。
 

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ちょっと病害虫はお休みして通常日記です。

土曜日は東海集会に行ってきました。
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今回は知多半島の方にある園芸店の2階という場所で、ちょっと暗いので写真が撮りにくかったのと、例によって冷房がないので多少蒸し暑かったですね。(^^ゞ

まあ、東海は関西や関東から来る人もいて、普段会うことがない人にも合えるという可能性もあるので結構有意義です。
今回も関東から遠征隊が来ていました。^^
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例によって大量の展示品などもあり、あちこちで食虫談義に花が咲いていました。

今回は行くついでに伊勢花しょうぶ園と近くの園芸店によって、めぼしい物を物色してから行きました。
やはり土地柄が変わると園芸店に置いてある植物も違いますね~・・・。

来月は関西集会なので、皆さんよろしく。(^^ゞ

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記事のカテゴリーを多少整理しました。

今まであまり過去の記事を気にしないで書いていた部分も有り、結構記事に取上げる植物が偏っていましたね~・・・。

特にハエトリソウなどはもっと書いてもよさそうな物でしたが、単独の記事はかなり少なめでした。

まあ、出来が悪いのであまり良い写真も取れていないと言う所もありますが、今後はあまり記事にしていなかった植物も出来るだけ取上げようと思います。

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さて、長々と続けています病害虫ですが、とりあえず害虫編は今回が最後です。

今回はイモムシ系害虫。(^^ゞ

食虫植物でも虫に食べられてしまう事が良くあり、ほとんどが蛾の幼虫で様々な種類があります。
これらの物は雑食性で何にでも付くため予防するのは難しく、早期発見早期駆除を心がけて、出来るだけ被害を少なくすることを考え他方がいいでしょう。
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5b2c546a.jpeg種類が多い中で最も良く現れる物が「ヨトウムシ」と言われる蛾の幼虫で、主に夜に活動して昼間は落ち葉の下などに隠れているためこう呼ばれています。
上の写真はヨトウムシの被害例です。この虫は一年中発生していますが、真夏と真冬以外は注意が必要です。

f6e6195c.jpegどこから移動してきて食害されることが多いので、ある日突然やってくると言うことが多く、なかなか防除することは難しい害虫です。

特に新芽や柔らかい葉を好んで食べるので、ピンギやサラセニア、ネペンなどの新芽などは狙われます。

小さな苗などは一晩で全て食べつくされてしまうこともあり、大きな被害になることもあります。

e8ff65de.jpegこの他にも様々な雑食性の蛾の幼虫が付くことがあるので、まずは毎日の観察で発見を早めることです。

また春先や晩秋の葉発生量も増えるので、 GFオルトラン水和剤 1g×10袋 などを撒いておくとある程度予防することが出来ると思います。

次回からは病気編ですが、原因菌が一つではなく病気を特定し難い物も有り、本当に正しいかどうかは怪しい物もあります。
とりあえず色々やって何か成果が出た物を乗せようと思います。(^^ゞ

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今回は「ナメクジ

好きな人はほとんどいないと思いますが、食虫植物の場合湿気が多い状態で栽培することが多いのでどうしても縁が切れません。

被害にあう植物は少ないんですが、時として小さな実生が一晩で消えてしまうことがあります。
被害にあうのはドロセラやピンギなど一部の物で、ネペンやサラセニアは被害に合うことはほとんどありません。
柔らかい部分を好んで食べるので、新芽や花芽に被害が出ることがあり、放置するわけには行きません。

基本的には鉢の下などに隠れている物を見つけて捕殺することですが、中々見つけ切れまいので困ります。

春先に卵を産んで増殖するので、冬から春にかけて精力的に駆除すると数を減らすことが出来ます。

このナメクジですが、今までの虫に効くような殺虫剤が効かないので、専用の薬剤が必要になります。

薬剤は色々売られていますが、はっきり言って特効薬と言うのはありません。

ナメクジは銅を嫌うと言う性質があるため、鉢を銅版の上に置いておけばナメクジが上がってくることがなくなり、被害を受けることはありませんが、中々材料を用意するのも大変です。

また、そう言った成分を配合した薬剤が売られていますが、ナメクジを殺すと言う効果は余りありません。
ただ、頻繁にかけることでナメクジを寄せ付けないなどの効果はあるようです、この場合植物にかけるのではなく、鉢の回りにかけるようにします。

現在販売されている薬剤で最も有効なのは ナメトックス 250g 及びナメトックス液 500ml です。
この薬剤はナメクジが触れることで直接ナメクジを殺す物で、主成分のメタアルデヒドという薬品はナメクジなどの貝類に非常によく効くため、これが仇となってこの薬剤の成分濃度が高い薬品は劇薬指定されて手に入りにくくなりました。

このナメトックスですが、粒状の物を鉢の周りなどにばらまくようにするわけですが、薬剤をしみこませた粒がいつまでも残って汚くなると言う欠点があります。

これに対してナメトックス液は鉢の周りに撒いておけば、その上を通ったナメクジを殺すと言う非常にすぐれたものです。
ただ、雨や散水などで流れてしまうことが多いので、梅雨の時期などは使いにくいと言うのが実情です。
その上、主成分は毒性が強いので、手で触れるところに大量に撒くには適していません。

ただ、ナメクジの被害にあう植物は限られているので、それらの植物だけを集めてその周りだけ撒くようにすれば効果的に使用できると思います。

心配なのはナメトックス液がメーカーのカタログから消えているので、現在流通している物が最後になるのかもしれません、そうなると粒剤を並べるしかなくなるわけなので、ちょっと面倒な感じです。

メーカーのホームページでは、ビールの誘引作用を利用して、ビールにナメトックスを浸した物でナメクジを誘引捕殺することも書かれているので、一度試してみようかと思います。
ビールの誘引作用はかなりの物なので、それは確認しています。

89d7bf5e.jpeg食虫植物でこれを取れないかと言う話もありますが、一部のネペンやハエトリソウはナメクジを捕獲できます。
ただ、かなり非効率的なので、これに期待は出来ませんね~・・・。


去年もこんな記事を書いていますが、ほとんど被害が無い中でたまにやられる被害が大きかったりするのもいやな所です。
http://mizuyarinikki.blog.shinobi.jp/Entry/341/

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