シリーズでお送りする食虫植物の病害虫について・・・。
などと題してみましたが、たいした内容にはならないかもしれません、あくまでも私がやってることなので、所変われば・・・などという話もあります。(^^ゞ
数が少なかった時はたいした病害虫は出なかったんですが、長年やっていて数が多くなると結構色々と被害にあうわけで、そのつど対策を練っています。
種類や病害虫によって対策方法が違うので、その辺は少し分けて書こうと思います。
第一回目は
「アブラムシ」
年間を通して発生する害虫で、ほとんどの植物に付き、放置すると大量に増殖して植物に被害を与えます。
特に春先に多く発生して、毎日のようにどこからか飛んできて植物に付いています。
少ないうちは指やピンセットの先で擦り取っても良いんですが、量が多くなると取り切れずにいつまで立ってもいなくならないとか、取る時に植物を傷めたりします。
よく言われる鉢ごと水に沈める水没などと言う方法がありますが、種類によっては使えないのであまり良い方法とは言えません。
ここはやはり市販の薬剤を使うことをお勧めします。
薬害を心配されることがありますが、ほとんどの薬剤は安心して使えます。
ただ、使えない薬剤や薬害を起こす植物もあるので注意は必要です。
アブラムシに限って言えば薬剤に弱いので、市販の薬剤ならどんな物でも効果があります。
ただ、薬剤の使用方法や効果の出方、効果の期間などは薬剤によって違うのと、値段設定も様々なので、コストが良い物を選びたいところです。
私も色々使いますが、私の場合はちょっと量が多いので、薄めて使う物を主に使っています。
この頃は
オルトラン水和剤 100gを主に使っていますが、これは広範囲の害虫に効くのと、値段が安く入手しやすいと言うことからです。(^^ゞ
オルトランは他にも粒剤や液剤が有りますが、液剤は水和剤に比べると効果がある害虫が少なくなります。
アブラムシに限って言えば問題ありませんが、他の害虫も一緒の防除しようと思うと、ちょっと心細いですね。
粒剤は根から吸わせて殺すと言う物なので、効果が出るまで数日かかることがあり、すぐに防除したい時には不向きです。
その上、この粒剤はかけすぎると植物の根を傷めて枯れることがあるので、かけすぎには注意が必要です。
また、アメリカンピンギやハエトリソウでは少量でも薬害が出るので、使用しないほうが良いと思います。
少量であればそのまま使える霧吹きタイプの物がいろいろな所から出ているので、それを使うと手軽で良いと思います。
特にこの頃は殺虫剤と殺菌剤の両方が入って物が多くあり、一つあればいろいろな病害虫に使うことが出来るので非常に便利です。
色々有りますが、強いてあげるならまずこれでしょうね。
ベニカX ファインスプレー
オルトランは効果が2週間ほどですが、これは一ヶ月と言う事です。
私はそこまで確認したことはないんですが、それなりに効いているようです・・・。(^^ゞ
病気にもある程度効くので一つあると重宝します、特にうどん粉病に良く効くので、ウトリなどには良く使います。
アブラムシは特にドロセラやサラセニアに良く付きますが、これは薬害もほとんどないので安心して使えます。
気をつけないといけないのは、アメリカンピンギで、薬害が出やすいので、出来る限り見つけた時は手で取るようにした方がいいと思います。