ドロセラも北半球の物は、冬になるとほとんどの物が冬芽を作って休眠してしまいます。
これらのドロセラの多くが、雪の積もる様な場所や凍結するような所に生えている為寒さから身を守る為に葉を小さく丸めたような冬芽になるのです。
日本でもモウセンゴケの名前が付く
D.rotundifoliaが有りますが、日本でも九州が南限でそれ以上南には自生していません。
ドロセラは品種も沢山有りますが、雪が積もるような場所に生えている種類は少数派です、言い換えれば耐寒性を備えたこれらの品種はドロセラの中でも非常に進化した部類に入るんではないかと思います。
多くのドロセラが南半球に集中ている中、北半球に広く分布しているドロセラは、冬芽を作ることで生育範囲を広げることに成功した極少数の勝ち組かもしれません。
これは最も一般的なモウセンゴケ(
D.rotundifolia)です、小さく丸まった葉が寄り集まって平たい冬芽を作っています。
これは最も北に自生するナガバノモウセンゴケ(
D.anglica)です、ちょっと形が崩れてしまっていますが、モウセンゴケより長い葉を寄せ集めたような冬芽になっています。
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