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食虫植物など、限られた場所にしか生えない植物の栽培日記です。
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猛暑が続いています、たっぷり溜めた水盤の水が2~3日でなくなるという時期になりました。

例年7月末から8月中ごろまでは猛暑が続き雨も降らない日が続きます。

それが今年は梅雨明けが早かったためか一週間速く始まりました。

もう少し何とかならないものか・・・。

a7cd83ab.jpegその暑さのため Drosera capensis が白化してきました。
これは、暑さのために生育障害を起こして葉緑素が抜けてきているためです。

昔はこんなことは無かったんですが、近年ヒートアイランド現象で、都市部では夜温が下がらず植物が生育障害を起こしてしまいます。

西日が当る所の物は、腰水の温度が上がりてきめんに症状が出てくるので、こうなると午後は日陰になるような所に移さないといけません。

これを放置するとやがて新芽が止って枯れてしまいます。

たとえ昼間の温度が40℃近くなっても、夜間が24℃以下になればこんなことになりませんが、今年も7月5日以降夜の気温が25℃以下になったのは1日だけと言う有様で、最低気温29℃と言う日も有りました。

まだ7月なので、後1ヶ月はこんな天気が続くんでしょうね~・・・。

夏は良いんですが、もう少し何とかならないもんでしょうか・・・。_(-_-;)

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634bc8da.jpegいや、植物ですが・・・。(^_^;)

日本の場合他の国にはない梅雨があったり、夏に暑さが厳しいので、やはりこうなっていきます。

これもほんの一部で、もっと有ったんですがいちち残していないのでこれくらいです。

なるべく落ちておく物を減らしたいんですが、場所が無いのでなかなか環境変化を克服できないと言う所です。

表に放置していて問題ないものはそれなりですが、それでも梅雨の間に病気が出て復活しない物もありました。

モチベーションの維持と言うのも有りますが、なかなか対応できないことも有るので、やはり出来るだけ手をかけずに栽培できるような環境を作らないといけませんね~・・・。

0f056d12.jpeg
そんな中、ハエトリが一鉢枯れそうになっていました。

2~3年植え替えていないと、用土が劣化して通気が悪くなってきてこんなことになります。
早急に新しい用土で植え替えないといけません。



0a13e214.jpeg抜いてみるとやはり用土は結構傷んできています、それと共に株もひん死の状態ですね~・・・。

根も完全に腐って何もなくなっています。

こうなると枯れるのを待つような感じになってしまうので、新しい用土で植え替えないといけません。

7013c2be.jpeg今回はビニールポットに植え替えます。
この頃は鉢底石ではなくココファイバーかココチップを使ってます。

どうも石を使うとそこに入っている根が腐りやすくなるようなので、有機物のほうが良いかと思って、通気性も考えてこれにしています。



3652ef49.jpegとりあえずこれで大丈夫でしょう。

ハエトリの場合は調子が悪くなると、たいてい根腐れで根無しになっているので、早急に植え替えるべきですね・・・。





 

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Sarracenia flava var. atropurpurea

赤フラバが出たので次はこれです。

同じ赤フラバなんですがこちらは全赤、つまり all red と言うことです。

私がこの変種のことを知ったのが10年ぐらい前のことで、当時はほんとにこんな物が存在するのかと思っていました。

最初にこれを見たときは、それまでの黄緑色のフラバのイメージを一新して、違う物を見ているような衝撃を受けました。

これもこの頃でかなり手に入るようになって来ましたが、本当に赤い色を出すのは結構難しいようです。
やはり赤い色の出やすさにも個体差があるようで、クローンの中で本当の赤い色が出る物に出会わないと本来の色は中々望めないかも知れません。

最も沢山出回っている物が Blackwater River State Forest, FL と言う所の物で、ここ以外の物はなかなか蓋まで赤くなることは難しいかもしれません。
9351f00b.jpeg
これはその Blackwater River の株の実生ですが、結構良い色が出ています。

ただこの色も葉が古くなってくると次第に薄くなってくるので、最初のうちだけです。

赤フラバ系統は、株が小さいうちは結構赤が出やすく、良い色のなりますが、多くくなると色乗りが悪くなるという傾向があります。

この株もまだ小さいので色の出が良いんですが、これ以降株別れするようになってきた時にどうなるかですね・・・。


473ce58d.jpegもう一つは通常の赤フラバで、筒の赤い色が蓋まで上がって来て蓋を赤くすると言う物です。

こちらがそうですが、やはり蓋の部分に黄色い所が残っています。

ただ、これも日照条件が良ければ次第に蓋まで赤くなって来ます。

このタイプの物はほとんど見られませんが、有っても蓋まで赤くするのは難しい物が多いようです。

まあ、これもどこまでを atropurpurea とするかですね、 ornata と言うことでも蓋まで赤くなる物もあるし、 atropurpurea と言うことになっていても中々赤くならない物もあるので、条件設定の基準がほしい所ですね・・・・。(-_-メ)

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Sarracenia flava var. rubricorpora ・・・。

通常、赤フラバと言われる物ですね、この頃はかなりで回っているので特に珍しくもなくなって来ていますが、この赤の出方に個体差があるのと、栽培条件で変ってくるので、良い色を出している固体を見るのは結構少なかったりします。

色が出やすい物は、多少出来が悪くてもそれなりに赤くなってくれるし、ちょっと上手く行くとべったり絵の具を塗ったような色になります。
003.jpg
こちらは実生選別した物ですが、色付が良く結構良い色になります。

欲を言うと形が今一ですが、とりあえずこんなもんでしょう。(^^)

この赤フラバの定義ですが、どこまで色が付けば赤フラバといってよいのか。

赤フラバと言うことで入手した物で、中々赤くならない物や ornata と言うことで入手した物で、条件によっては蓋まで赤くなる物が有り、選別の基準がどの辺にあるのか悩む所です。

54101b73.jpegちなみにこちらは ornata のレッドリッドとして入手した物で、普段はここまで赤くなりませんが、今年は葉が出来る時の天気が良かったせいか真っ赤になりました。

蓋の上まで色が付いて、出来の悪い atropurpurea と区別が付かないぐらいです。

ただ、例年だとここまで赤くはならないので、やはりこれは ornata  止まりなのかと言う感じです。

それと色合いが赤フラバと比べるとちょっと茶色っぽいので、この辺が違う所と言うことなんでしょうか。

この赤フラバ、種を蒔いても全てが赤くなるわけでもなく、ひどい時には赤くなる物が半分以下と言う固体もあります。

どうもこの赤い色と言うのが劣性遺伝なのか、優先的に出現する物ではないようです。

何にしても出来の良い個体は目を見張るような色を出すので魅力的ですね・・・・。
 

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サラセニアの分類が色々出てきたんですが、今回の分類で特に増やされたのが S. alata ですね。

赤やら黒やら色々と分けてくれたんですが、フラバは春に葉が出たときにほとんどわかるよいうな違いですが、 S. alata は春
のはではほとんど区別が付きません。

A58.jpgこちらはブラックチューブと言う話ですが現在はこんな感じ・・・。

蓋の裏などに片鱗は見えますが、表は緑一色です。

これのどこがブラックなのか・・・。

他の物もそうですが、 S. alata の場合秋の葉にその特徴が出ます。

それもかなり気候に左右されるので、その年によって感じが変わってしまいます。

この本種も秋になると蓋の裏が真っ黒になり、日照時間が長く気温の差が大きいと筒の上部が黒ずんできます。

赤くなる物もこの日照条件と温度の関係がないと中々赤くなりません。

そんなことで区別していいのかどうかと言う感じはありますが、いろんな意見があるんでしょうね・・・。_(-_-;)

とりあえず秋にそれなりの葉を出させるためには、これからの管理が重要と言うことです。


ちなみに今回久しぶりにブログラインキングのトップになりました。
この頃コンスタンのに書いていないのと、ヤフブロの変態植物オヤジに常にトップを持っていかれていましたが、どうも水温の実験が人気だったようです。(^^ゞ

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追加の実験をと言うことでゴソゴソやりましたが、例によっていい加減な実験なので大した成果は出ませんでした。^^;

e9a1ce17.jpegやったのは、鉢の大きさによる違い。

例の鉢を一回り大きな鉢に入れて同じように腰水して見ました。

結果、これくらいではあまり大きさに差がないので温度差もあまり出ず、日差しも途中で曇ったりして温度もそれほど上がらずでしたが、大きな鉢が 37℃で小さな方が38℃と、それでも1℃の差は出ました。

やはり大きい鉢の方が温度の影響は受けにくいと言うことと、二重鉢の効果はあるということです・・・。

11ac9880.jpeg次は遮光ネットの差です。

写真ではちょっと分かりにくいんですが、右は濃い目のグレーの色をしたネットで左はアルミホイルのように光るミラーになった物です。

右は遮光率70%で左は50%なので遮光率だけなら右の方が温度が低いはずです。

結果は右が36℃左が35℃と遮光率50%の方が温度が低くなりました。

これは遮光ネットと鉢の距離が近いために、右のグレーのネットが太陽で熱せられで熱くなりその輻射熱で温度が上がったためだと思います。

ミラータイプの物はそれ自体は余り熱を持たないので距離が近くても影響が少なかったようです。

遮光率70%の物はやはり下が暗いので、温度が上がらなければ明るい方がよいので、遮光率は50%程度のほうが良いということになります。

以前このミラータイプの物は農業用の大きな物しか有りませんでしたが、この頃はホームセンターで手ごろな値段で売っているようになったので、こちらの方がお勧めです・・・。(^^ゞ


046999d7.jpegそんなことで、発泡スチロールのトロ箱を使った物はと言うことで、通常栽培している物を見てみました。

これはサラセニアが入っているので、サラセニアの葉でかなり陰になっているため温度も低いと思われます。

やはり植物が沢山入っていると、それだけ水を吸い上げて蒸散させるので、温度も低くなると思います。

それを計ったのがこちら。
bc22f287.jpeg
いくつか計りましたが、だいたい33℃~32℃でした。

気温によってはもう少し高くなる日が有るかもしれませんが、だいたいこんな物です。
この栽培方法でここ数年やっているので、温度的にもこれくらいなら問題ないということになります。

この温度も条件によりますが、だいたい35℃ぐらいなら何とか生育に問題ない範囲だと思います。
ただ、これ以上になるようだと根腐れなどが起こりやすくなるので、やはり温度は出来るだけ低く抑えた方が良いと思います。

 

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ちょっと実験して見ました。

夏本番で毎日うだるような暑さがやってきました、食虫植物の多くは腰水栽培をしていますが、日中直写日光が当ると腰水がお湯になって植物が傷んでしまいます。

この温度上昇を抑えながら日照を確保したいわけですが、これがなかなか難しいところです。

あまり参考にならないかもしれませんがちょっと実験をしてみました。

まずは通常やっている発泡スチロールのトロ箱ですが、水面に光が差さないように鉢をいっぱいに並べます。

この条件で日中の水温は36℃になっていました。
1e9d0325.jpegb7f9ef80.jpeg







ちょっと水温が高すぎると思ったので、遮光ネットをかけて様子を見ましたが一度上がって水温は中々下がらず結局37℃弱でしばらく推移していました。

通常もう少し水温は低くなるはずですが、鉢が小さく植物も小さかったため鉢の表面温度が高くなって水温も高めになったようです。

3-1.jpg次のに普通に受け皿を付けって腰水をするときの条件を見てみました。

通常植え込む時と同じようにミズゴケを入れた鉢を3個用意して、左から台を置いてコンクリートの床からの輻射熱を和らげる工夫をした物、全く何もせずにそのまま置いた物、腰水に太陽光が直接当らないようにアルミホイルを巻いた物。

この3タイプで違いを見てみました。

当然真ん中の何もしない物は一番条件は悪いので、それに比べてどれくらいの差が出るかと言う物です。
ちなみの当日の最高気温は35℃でした。

11時ごろに設置して2時間後位に測定しましたが、この短時間でも多少差が出ました。
3b.jpg
まず真ん中の何もしていない物。
水温は41℃になっていました。
何もしないので水に直写日光が当り、周りからの輻射熱で下からも熱を受けてちょうどいい湯加減になっていました。(^^ゞ

短時間ならこの温度でも何とかなると思いますが、やはり40℃を超える温度に長時間さらされると駄目でしょうね。

こんな置き方はしては駄目だという見本です。

3a.jpg

次に左の台に乗せた物ですが、水温は39℃を少し超えたぐらいです。

何もしない物と比べると2℃程度の違いが有りますが、これでもちょっと水温が高いのでもう少し下げる必要はありますね。

輻射熱のことを考えると今回の30cm程度の台では少し低いかもしれませんがそれでもこれだけの違いが有りました。

この後もこの温度を維持していたので、周りから輻射熱の影響を受けないと言うことはやはり重要なことのようです。
3c.jpg
次にアルミホイルを使った物ですが、こちらも温度は39℃で2℃ほど差が有りました。

直接太陽光線は当りませんが、やはり地面から伝わってくる熱で温度が高くなっているようです。

この後3時ごろになると日が傾いてきて水温の上昇も止まりましたが、地面から熱を受けていたアルミホイルを巻いた物は結局40℃まで温度が上がってしまったので、やはりコンクリートなどの上に直接置くのはよくないということが分かりました。

簡単にやったので結果にあまり差が出ませんでしたが、台の上に置いてアルミホイルを使えば単純に4℃温度を下げられるのではないかと言うこですが、これは発泡スチロールのトロ箱を使った時と同じ温度になると言うことなので、発泡スチロールの効果は絶大だと言うことが分かりました。

また、最も温度が上がるのが10時ぐらいから3時ぐらいの太陽が真上にいる時間帯なので、その時間帯だけでも遮光ネットなどで日陰を作ると温度上昇はかなり抑えられると思います。

今回は鉢の温度がちょっと上がりすぎたので、もう少し条件を変えて実験してみることにします。

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1c6776c0.jpegこの前ミノールの花が咲いていましたが、今度は Pinguicula esseriana の花が咲いていました。

これはもうはっきりと時期はずれの花ですね。

梅雨寒で季節を間違えた植物が良くこうやって花を咲かせますが、日本の植物はこんなことは余り見ませんが、海外から来た植物は梅雨がないので良く間違えます。

この時期に花が咲いたからといってどうと言うことは有りませんが、植物によってはこれが命取りになることも有るので気をつけないといけません。

この梅雨が終わるとまた夏がやってくることになりますが、もう少し過ごしやすいと良いんですがね~・・・。



今年も既に半分が終わって・・・なんだかな~・・・・と言う感じです。

まあ、枯れる植物もあれば増える植物もあり悲喜交々と言うところでしょうか。

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