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食虫植物など、限られた場所にしか生えない植物の栽培日記です。
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アントシアニン フリー ・・・、要するにアントシアニンを持たないと言うことです。
食虫植物の中ではサラセニアやドロセラに多く見られるもので、赤や紫の色素を持たない植物のことです。
赤い植物が多い物の中では、緑一色の植物は結構目立つ存在なので、それなりに人気も有ります。

このアントシアニンが植物にとってどういった作用をしているのかは、簡単に言うと紫外線から植物を守っていると言うことです。
それでは  Antocyanin free plants は直射日光に弱いのかと言うと一概には言い切れません、植物を紫外線から守っているのはアントシアニンだけではなく葉緑素など他の色素も紫外線から植物を守るのに貢献しているからです。

ただ、新芽などの色素を十分持たない部分ではアントシアニンを持っていたほうが紫外線からはガードしやすいと言うことになります。
サラセニアの新芽が赤いのはそんなことが理由かもしれません。

サラセニアはほとんどの変種でこの Antocyanin free plantsが有り、確認されていない物は ルブラの wherryialabamensis ぐらいです。
ac5fec01.jpeg
こちら、S. leucophylla var. alba ですが、白い中にも赤い葉脈が見えるとおりアントシアニンを持っています。







8e1c3577.jpegアンントシアニンがあるので当然新芽も赤くなります。






2e59397c.jpeg
そしてこちらは S. leucophylla f. viridescens と言うアントシアニンを持たない株です。






cbb5d693.jpeg
新芽の所に赤い色が無い緑一色です。

サラセニアの場合は新芽が赤くなるので、アントシアニンを持っているかどうかは新芽でだいたい判断できます。

サラセニアのアントシアニン フリーと言う株は国内ではあまり出回りませんが、昔からあるプルプレア・プルプレアのアントシアニン フリー株 S. purpurea f. heterophylla や S. rubra subsp. gulfensis のアントシアニン フリーの物は比較的手に入りやすい物かもしれません。
また、S. purpurea subsp. venosa 、 S. psittacina  、 S. leucophylla  などが海外から輸入されて手に入るようになりました。
アントシアニン フリーの物の学名表記は f. viridescens 、 f. heterophylla 、 f. luteoviridis 、f. heterophylla 、f. luteola あるいは Anthocyanin Free のいずれかで表記されているので、これ以外のものはアントシアニン フリーではない可能性が高いと思われます。
 

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