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食虫植物など、限られた場所にしか生えない植物の栽培日記です。
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和名のモウセンゴケ(毛氈苔)、いわゆるDrosera rotundifoliaです・・・、まさか知らない人はいないでしょうね・・・。^_^;

日本でのDrosera の基本種で、どこでも見られる一番一般的な種類ですが、これを栽培している人はそれほど多くないように思います。

D_rotundifolia.2jpg.jpg自生地は沿岸部の低湿地から2000m級の山岳地帯、高層湿原まで、様々な所に自生していますが、いざ栽培してみると、中々栽培しにくい植物だと言うことが分かります。

特に夏場の暑さに弱いようで、花を咲かせた後に枯れることが良く有ります。

この時期はちょうど花が終わったころになるので、まだ株が残っていますが、真夏には自生地でもかなり小さな株になっています。

私もいくらか栽培していますが、やはり夏場はかなり小さくなって枯れる株もあるので、タネをしっかり採って株の更新をするようにしています。
7d5abeb1.jpeg

これは三重県産の物ですが、鉢の土が古くなって状態が悪くなってきています、そろそろ新しい鉢に移動しないといけませんね。



16ce7b83.jpeg
こちらは千葉県産ですが、花を沢山咲かせたために、だいぶ小さくなってしまいました。午前中しか直射日光が当っていないので、余り大きな株になっていません。



316dc65f.jpegこれは群馬県産の物です。かなり標高が高いところの物ですが余り夏場に衰弱しません。
理由は分かりませんが、この系統は余り沢山花を咲かせることが無いので、花に取られるエネルギーが少ない為かもしれません。
通常低地の物は2~3本以上の花茎を上げて十数個の花を咲かせます、ところがこの系統は1~2本の花茎で、十個程度の花しかつけません。
かなり大きい株ではもっと沢山の花を咲かせると思いますが、この程度の株ではそんな物です。
やはり標高が高いところは、夏場に衰弱する可能性も少ないので、無理に花をつける必要も無いんでしょうか・・・。

ed514dc3.jpeg
ついでにもう一つ、これはアルバです。
要するにアントシアニンを持たない植物で、これの他にはD.capensis D.filiformis しか私は知りません。
三重県の自生地で発見した物ですが、赤いモウセンゴケが沢山ある中にこの緑があると非常に目立ちます。

モウセンゴケが上手く栽培できない理由の一つは、この植物が常に新鮮な水が流れている所に自生していることに由来するかもしれません。
栽培下では用度を多湿にして高温にすれば、当然鉢の中には有機物が分解されたがスが溜まり、酸素が少なくなってきます、このことがこの植物を弱らせる原因なのかもしれません。

ただ、だからと言って、無機質な用土ばかりで植えても、成長か良くありません、やはりそこにはいくらかの養分が必要になってきます。

栽培上注意することは・・・。
①通気性の良い用土で植えること。
②いくらかの有機物を混ぜること。
③鉢内の水が滞留して酸素不足にならないようにすること。
④鉢の温度を上げないような工夫をすること。
⑤全日照が基本だが、鉢の温度が上がるようなら日照時間を減らすか、遮光する。
こんなところでしょうか。

* 用土はミズゴケでも問題ないわけですが、ミズゴケの部分が常に水に浸かっていると腐敗しやすくなるのと、毎年春には新しい物で植え替える必要は有ります。

特に鉢の温度が上がると、酸素不足やガスの発生が多くなるので、ここが一番重要かもしれません。

単独で植えることより、サラセニアや、花菖蒲と言った、水を吸上げる量が多い植物をいっしょに植えると鉢内の環境を適度に保ってくれるので、栽培しやすくなると思います。

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この頃、食虫植物ばかり取り上げていますが、他の植物も幾らかあるので、そんな植物たちです。

a8404785.jpegこれはこの頃流行っている多肉植物の、ハオルチア-オブツーサ  ですが・・・。

まあ、色々品種が有るようですが、この辺は良くわかりません、これも微妙に違うような気がします。

成長期に水を多めにやると、透明な部分が大きくなって綺麗だとか・・・、ただ水が多いと腐ると言うハイリスクハイリターンな栽培方法が有るようです。

基本的には栽培しやすい植物ですね。

320f0a77.jpegこちらもこの頃流行っている野菜?

アイスプラントと言う奴ですが、自生地が南アなので、やはり結構クセがあるようです。

どうも機嫌よく成長してくれません。

これを見ていると余り食べようと言う気が出てこないんですが、果てさてどうなるか・・・。(^^ゞ

もう少ししたら塩水でもかけてみようか・・・。^_^;

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まだまだ梅雨真っ只中ですが、今年は雨量が少ないので、夏場どうなるんでしょうね。

まあ、雨ばかり続くのも嫌ですが、水不足だと困りますからね~。

そんな梅雨に決まって出るのがこれ。

07144dbc.jpegU.dichotomaですが、花茎にウドンコ病が出ます。

この時期は結構他に種類も多いんですが、ちょっと見ないとすぐに出てくるのが困りますね~。

放置して変に広がると困りますが、薬をかければすぐに消えてなくなるので、それほど気にする物でもありません。

89d7bf5e.jpegそしてこの時期につき物は・・・、殻の無い貝ですね・・。^^;

家ではそれほど被害は出ないんですが、食虫植物以外で被害が出ることがあるので、やはりこまりものです。

ただ、そこは食虫植物!!

こうやって地道に数を減らしてくれます・・・。(^^ゞ

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置き場所とかですが、家に置いてあるものはそれぞれ日向だったり日影だったりで、植物が好みそうな場所に置くわけですが、湿地性の物で太陽をほしがる物はやはり日当りのいい所に置くわけですが、ちょっと気をつけないといけないのは、腰水をしている水が日中お湯にならないようにする必要があると言うことです。

f51e8210.jpeg風通しがいい棚の上とかに、大きめの鉢(5号以上)に植えて置けばそこそこいけますが、2号程度の小さな鉢では、鉢の温度が上がりすぎてしまうことがあります。

そうなると簡単に枯れてしまうので、そんな小さい鉢に植えてあるものは、まとめて発泡スチロールの箱に入れて管理します。
こうすると鉢に温度も上がらす、低地性の物は簡単に栽培出来ます。

写真の場所も南向きの玄関先ですが、こんなレンガの上に置いてもこれなら問題ありません。
1dd98b08.jpeg
次はネペンですが、日本の夏は普通に湿度が高いので、何か木の影になるようなところなどにつるして置けば充分ですね。
周りがコンクリートばかりだと乾燥してしまいますが、何か水分が蒸発するような物が有ればどこでも良いでしょう。


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次の集会の日にちが決まりました。

「第48回 食虫植物探索会・関西集会」
日時:8月2日(日) 午後1時より、午後5時まで
場所:東大阪市立男女共同参画センター(希来里 6F)第1・第2研修室
会費: 300円
交通:近鉄、奈良線、若江岩田駅下車徒歩約1分
駐車場が少ないので出来るだけ電車を御利用ください。

今のところ特に企画は有りませんが、栽培方法がわからないなどのQ&Aをしようかと思います。
その他植物の分譲などを行う予定です。

どなたでも参加できます、この機会に是非どうぞ。


・・と、まあこんなところです。(^^ゞ

何か希望が有る人は教えてもらえれば・・対応する・・・・・かもしれません。(^^ゞ

基本的にこの時期は参加者が少ないので、それなりに詳しい話も出来ると思います。(知ってる人が入れば・・・)^^;

よろしく~・・・。

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まあ、我が家は俗に言う狭小住宅で、鉢植を沢山置くようなスペースが無いんですよね~。

無いながらも色々置いてあるますが、さすがに置ききれなくなってきたので、近所の畑の隅を借りてそこに置いたりしてます。

681639e7.jpeg置く植物はほとんどがサラセニアだったりしますが、日当りの良い所だと家に置いてあるより良く出来ます。

置き方は魚屋で使ってる発泡スチロールの箱を利用して、蓋に穴をあけてそこに鉢を入れて吸水させる方法です。
鉢には紐をたらして底面吸水の要領で、水位が下がっても大丈夫なようにしています。

cc3a2d57.jpegこの形で置ける鉢は限られてきますが、吸水の頻度は1~2週間に一度で済むので、ほとんど放置状態です。

単純にプールを作って置いてあるところも有りますが、そちらの方が沢山置けます。
ただ沢山置くと水の消費も多いので7~10日ぐらいで給水しないといけなくなります。

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今年は沼津の業者がやたらとレア物の植物を流してあちこちで話題になっていました。

近年の植物の流通からすれば、国内の店で市販されている種類はかなり少ない状況でした。
それを思うと、こうやって専門の業者が一般の市場に食虫植物を出してくると言うのは、当たり前のようですが、今まではなかなか増えて行きませんでした。

それがこうやって、いくらかでも種類が増えてくれば、今まで知らなかった人の目にも止まるようになり、新たな市場の開拓につながるかもしれません・・・。

これからも頑張って欲しいですね~。

3caa2da8.jpegそんな業者が出したネペンを一つ買いました。

まあ、元は無菌培養した物だと思いますが、植え付けてどれくらいで出荷したんでしょうか、値段からしてこの形で輸入した物では無さそうですが、はたしてどんな物になるのか・・・。

品種はN.alataだそうですが、植物体がこれだけ赤いと相当赤い物になるでしょうね、ちょっと期待してるんですが、実はベントラータだったなんて落ちは無いでしょうね・・・。^^;

どんな物になるか楽しみです。

ちなみにピートで植えて有りましたが、根鉢はあまり崩さずパーライトを少し混ぜて、一回り大きい鉢に植え替えています。

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ハエトリですが、花が咲いてから約一ヶ月がたちました。

それでその後の様子です・・・。
5e75c1f2.jpeg
これは"Cross teeth"ですが・・、適期に花粉をつけたりしますがいつも種が実らず枯れてしまいます、何が原因かは分かりませんが、この株は花の機能自体に問題が有るかもしれません。


1959633d.jpegこちらは普通の花が咲いていた物で、それなりに種が出来ました・・・・。(^^)v

さてこれを撒いて面白い物が出るかどうか・・・。^^;


ハエトリソウは良く、花を咲かせると弱って枯れるということをい言う人がいますが、小さな株はさすがに消耗することが有りますが、普通に育っている株なら花を咲かせても特に弱るようなことはありません。
ほとんどの場合は栽培方法に問題が有ると思います。

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