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食虫植物など、限られた場所にしか生えない植物の栽培日記です。
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さすがに12月になると寒さが実に染みるようになって来ました。^^;

3188302c.jpegそれでも大阪はまだ氷点下になることもなく、今朝に気温は3℃ですが住宅地では霜も降りていません。

さすがにこの時期になると温室以外の植物は成長も止まり完全に休眠状態です。

鉢数が多いのでそろそろ植え替えもやらないといけないんですが、この寒さではどうもやる気がおきません。(-_-)

349088dc.jpegそんな寒空の中、サラセニアの実生プランターに生えていたナガバのイシモチソウがまだ生きていました。

これは赤花の日本産ですが、通常最低気温が10℃以下になるとほぼ枯れてしまうはずですが、なぜかここだけ生き残っていました。

日本産の物は、赤花よりの白花の方がどちらかと言うと低温には強いので、白花は12月まで生き残ることが結構ありましたが、赤花はほとんど10月で枯れてしまっていました。
ほとんどの場合低温と雨で濡れることで根元に腐りが入って枯れることになりますが、何かの理由で氷雨を乗り越えたんだと思います。
これまで気温も5℃以下に下がった日が結構あったはずですが、枯れなかったようです。

ただ、さすがにもう花を咲かせる力は無いようで、ここ数日で枯れるのではないかと思います。

 とりあえず種が出来ているのでどこかに蒔くようにしましょう・・・。

その後サラセニアの実生も植え替えないといけないでしょうね~・・・。(* ̄- ̄)~

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b88bd228.jpegインディカです。

日本にも同じ種類の物はありますがこれはオーストラリア産の物です。
以前栽培していたときに取って保存していた種を4年ぶりに蒔いてみました。

30cm tall と言うことですが、茎の長さだけなら日本産のものもそれくらいにはなります。
これが違うのは葉の長さが日本産の物の倍以上になる大型の物だと言うことです。
花の大きさは日本産の物と変わりませんが、この種類はおしべの形がコブラのようa8040d33.jpegな形だと言うことで、日本産のものとはちょっと変わっています。

栽培は日本産の物とそれほど変わりませんが、大型のために花芽が出るまでに時間がかかり、種子を取る頃には秋が来て枯れてしまう危険があります。

この種類はかなり高温の土地に自生しているらしく、最高気温が30℃を超えないとまともに成長しません、したがって梅雨の間はほとんど成長せず、梅雨明けと共にスイッチが入ったように成長しだします。

そんな所からも生育期間が短くなり、花が咲いても種が熟す前に枯れたりします。

また、かなり乾燥した土地に生えているようで、成長した株は用土が過湿になるとすぐに根元が腐ってしまうので、花芽が出たら用度の表面を乾燥気味にする必要があります。

とりあえず種は出来そうなので、あとは出きるだけ長生きさせて沢山種が取れることを願うだけです。
 

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これがモウセンゴケと言う名の毛氈苔なわけで、北半球に広く分布している種類です。

通常春先に大きな葉を展開しますが、花茎を上げて夏が来ることにはほとんど消滅しかかってしまいます。
なぜそうなるかは良く分かりませんが、自然環境に対応するためなのか花芽を何本も上げて種を沢山造るためだと思われます。

ただ、そうならない系統が有り、私は以前から日本には2系統のモウセンゴケがあると思っています。

その系統とは北日本や高山帯に自生しているモウセンゴケです。

4f0c6f96.jpeg写真の右は千葉県産で左は群馬県産です、千葉県産のものは元々調子が良くありませんでしたが、この時期は次第に小さくなりかなり弱ったような感じになります。
このまま枯れてしまうと言うことはありませんが、これ以上大きくなることもほとんどありません。

これに比べて左の群馬県産の物はこの時期も衰弱することも無く勢力旺盛で、株の直径も5cmほど有ります。

低地のものに比べて花茎を上げる数や、一本の花茎につける花の数も少ない傾向に有りますが、それだけでもないようです。

このタイプの物がどこまで自生しているかは分かりませんが、高知県の山中にも同じタイプの物が自生しています。
高知県にはムシトリスミレが自生している山もあるので、氷河期のような時期に日本に広がったものかもしれません。

千葉県産のものは太平洋側の本州一体に広く自生していますが、同じ所にはこの高山性のものは自生していません。

私が知る限り近畿一円に自生しているのは低地性の物だけで、高山性のものは確認できていません。

この2者は明らかに性質が異なるので、何か遺伝子的に違いが有るのかもしれません、高山性のものが元々有った物で、その後に低地に順応する形で低地性のものが出てきたと思われますが、はっきりとした住み分けをしている両者に興味を持った次第です・・・。

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93a5761f.jpegこれも日本産なわけですが、一年草なので中々市場に出回るということがない植物です。
この種類はほとんどのものがオーストラリアの熱帯に自生しているので、日本まで自生範囲を広げてくる物は珍しいと言えます。

寒さに弱く、秋風が吹く頃には枯れてしまうので、それまでに種を取って来年に備えないといけません。
ただ、日本産の物は発芽から2ヶ月ほどで花が咲くのでそれほど問題ではないと思いますが、この植物はちょっと癖が有り、小さな小苗が枯れやすいと言うところがあるようです。
もう一つ、梅雨時に根元が腐ってしまうと言うことも良く有りその辺も注意しないといけません。

フレームなどに入れて過保護にすると、梅雨から夏にかけて消滅する可能性が高くなるので、屋外の風通しが良い所で管理したほうが良いでしょう。

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ナガバノモウセンゴケである、日本産である。

自生地は北半球に広く分布していてアメリカやヨーロッパにも自生しているが、総じて寒冷地に生えているので夏の暑さは嫌う傾向に有る。

日本の物も高山や北海道にしか生えていないので、当然同じ傾向には有るがそれほど暑さを気にしなくても栽培は出来る。

現在出回っているものは低地での栽培下で実生更新された物や、無菌培養されて物がほぼ全てなので、かなり暑さには慣れているのかもしれない。

大昔に栽培したことがあるが、夏の太陽を受けて気温が30度を超える日が続いた頃に成長点が無くなって枯死したことがあった。
栽培技術が未熟だったこともあるが、植物自体に耐暑性が無い自生地からの物だったのかも知れない。

自生地ではほとんどの物が水際に生えていて株元が水面ぎりぎりの物が多いので、栽培もできるだけ腰水を深くした方が成績が良くなる。
43a7d57e.jpeg
写真は一ヶ月ほど前の状態だが、腰水が深く日当たりが良いと自生地に近い状態で葉が立ち上がる。

非常に日照を好むので、できるだけ日に当ててやりたい所だが、あまり強い太陽を当てると腰水の温度が上がって根腐れを起こす。
梅雨明けまでは日当たりの良い所の置いた方が良いが、梅雨明け後は午前中だけ日が当り昼からは日陰になるようなところが望ましい。

梅雨の時期に気温が下がった影響で冬芽を作ることがあるが、完全な不夢を作らない限りそのまま栽培した方が良い。
そのまま栽培していれば9月までには再び最長をしてくる。

完全に冬芽になったものはミズゴケと共に冷蔵庫に保管した方が安全だと思う。

夏場に冬芽になったものは、暑さで腐ることがよくあるからである。
e34fad48.jpeg
こちら別株の現在の状態だが、梅雨寒からか暑さからか葉が短くなってきている。

これから梅雨明けした時に腐らないようにするには風通しの良い所で管理することである。


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植物の動きが活発になってきたので、車を走らせて自生地を見に行ってきました。

今日見たのは日本の3大ドロセラ

ace8f2b9.jpegまずはその代表でその名も「もうせんごけ」と言う モウセンゴケ(Drosera rotundifolia )です。(^^ゞ

ほぼ日本中に生えていると言う代表格です。
生えていると言っても生育条件が限られるので、中々見つかるものでは有りません。^_^;
限定的な湿地でしか見ることが出来ませんが、関西では結構自生地も多く、山間の湧き水が有る所ではかなりの確立で見つかります。
これはまだ生育途中で、これからもっと大きな葉を展開してきます。

3bc1e4e9.jpeg次は イシモチソウ(Drosera peltata)です。

日本には唯一自生する球根タイプですね~。
4月頃から生育を始めて8月までには休眠に入ってしまいます。
東日本には自生地が少なく中々見ることが出来ない種類ですが西日本には結構自生地が残されています。
今年はやはり生育が遅いようで、まだ花が咲いている株は有りませんでしたが、あと1~2週間で花が咲いてくると思います。

f02e6639.jpegこちらは コモウセンゴケ(Drosera spatulata )です。

かなり南方系で雪が積もる様な所にはほとんど生えていません。
モウセンゴケやイシモチソウより乾燥した場所を好むので、開発などで自生地が激減している種類の一つです。
ただ、ピンポイントで自生地が残っていることが多く、崖などの斜面で見つかることが良くあります。
良く日が当ると腺毛が真っ赤になり、群生している様子はまさに緋毛氈を引いた様であると言えます。

まだ時期的に早かったので、生育もこれからと言う状態の物でしたが、あと一ヶ月もすれば最盛期となるでしょう。

また時機を見て様子を見に来ようと思います。

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ピグミードロセラでオレンジの花を紹介しましたが、それの第2弾。

今回はD. callistos Brookton formとD. miniata です。

102846b6.jpeg花弁の細長い花がD. callistos Brookton formです。
D. callistos は比較的に流通している方だと思いますが、この花も中々見る機会は少ないようです。
細い花弁はD. scorpioidesなどと同じですが、平らに開いた花とオレンジ色の花弁は全く違う印象を与えます。

83502055.jpegもう一つ、比較的丸い花弁の物はD. miniata で、これは今までなかなか目にする機会はありませんでした。

咲いたところを見ると他の花とほとんど違いはないようなのですが、どこで種類を分けているのか・・・。(^^ゞ

まだ咲いていない種類も有りますが、今後咲き次第紹介します。
この中には結構夏越しが難しい種類もありますが、今年ムカゴが出来なかった物も有り、果たして上手く夏を越せるか・・・。
 

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6404aed3.jpegD. scorpioides の花が咲いていました。

一応ピンク花ということで入手しましたが、中心部が白く外側に向かって薄くピンクがかるる程度の花です。

D. scorpioides の場合、ピンク花と言ってもはっきりしたピンクではなく、どうもこの程度の物のようです。

ただ、真っ白な花も有るので、それとは明らかに違いが有るので良しとしましょう・・。^^;

D. scorpioides はピグミードロセラの中では一番人気が有り、ムカゴが出来る時期は結構入手しやすくなってきましたが、他の時期はやはり入手しにくい植物です。

維持管理もそれなりに面倒な所もあり、株を数年維持することは難しいので、ムカゴで定期的に更新していかないと絶やしてしまう可能性が大きいようです。

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